アフターサービス推進室の活動報告
1 アフターサービス推進室とは
(1)アフターサービス推進室設立の経緯
アフターサービス推進室は、厚生労働省の制度や事業が本来の目的どおり国民の皆様の生活に役立っているかどうか、制度・事業が本来の目的どおりに機能していないと考えられる場合に何が問題なのか、国民の目線から調査・分析し、改善に結び付けることを目的として今年9月に設置されました。
当室のメンバーは、国民の目線を重視し、4名の民間出身者と厚生労働省の職員5名(併任)および事務補佐員1名で構成されています。
(2)業務内容
(1) 国民、現場職員、専門家に対するヒアリング、各種資料やデータの分析を通じて現状について調査・分析
(2) 担当部署と連携・協働して改善案を策定
(3) 報告書を作成して公表
(4) その他、担当部署のアフターサービスに対する取組状況を示す指標の開発など、現状把握機能、制度・業務改善機能の向上に資する取り組み
2 活動報告(2010年9月〜12月)
(1)主な活動内容
9月 |
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10月 |
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11月 |
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12月 |
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(2)具体的な取り組み
(I)現場視察
当室では、国民の皆様に直接行政サービスを提供している現場の状況を把握する必要があると考え、以下の3カ所を視察しました。
(II)厚生労働省の制度・事業内容に関する情報収集
国民の皆様の声や、厚生労働省内で実施された行政事業レビュー等の既存の資料を基に、アフターサービスの観点からみて改善が可能な制度・事業をリストアップし、担当部署にヒアリングをするなど情報収集しました。
(III)個別調査対象の選定
アフターサービスの観点から、厚生労働省の制度・事業の中で改善が可能と思われるものについて、国民の皆様の声、現場視察、厚生労働省の制度・事業に関する情報収集を基に選別しました。
(IV)個別調査案件の調査開始
上記のプロセスに基づき、第一弾として以下6件について具体的な調査に向けた取り組みを開始しました。
番号 | 案件名 | 調査概要 |
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1 | 女性医師の復職支援方法に関する調査 | 女性医師支援センター事業を利用して復職した医師の意見や離職したままの医師の意見を聴取し、事業のさらなる効率的・効果的運営を検討する。 |
2 | 労働基準行政の実態調査 | 労働条件の確保・改善及び労働基準関係法令についての周知が、より適切に図られるよう、労働基準監督行政において改善すべき点がないかについて調査する。 |
3 | 障害者雇用情報HP改善 | 障害者雇用施策のホームページを読みやすくなるよう改善する。 |
4 | 「退所児童等アフターケア事業」の推進支援 | 本事業の運営主体及び利用者の声を通して、事業が果たしている役割や効果および課題について明らかにすることにより、本事業の一層の推進を図る。 |
5 | 年金支払サービスの向上支援 | 「支払いが遅い」「いつ支払われるのかわからない」という国民の皆様の声に応えるため、支払案件を調査し、原因を明確にし、改善を図る。 |
6 | 年金フロントサービス改善支援 | 「日本年金機構の対応が悪い」「マナーが悪い」という国民の皆様の声が多いため、更なる改善策を日本年金機構と共に検討する。 |
3 今後の活動について
(1)実査・分析
上記選定案件について現場ヒアリングやより詳細な情報収集を行い、担当部署との意見交換および情報分析を通じて、連携・協働して改善案を策定します。
(2)活動報告
国民の皆様に広く情報を公開すべく、活動内容を報告書にまとめ、3〜4ヵ月ごとにホームページで公開します。次回の報告は2011年3月を予定しています。
以上