(1) | タクシー運転手のサービスについて
利用者が重要と思っている運転者のサービスとしては、「よく道を知っていること」が87%と最も高く、次いで「安全運転をしてくれること(82%)」、「速やかに目的地まで運転してくれること(80%)」の順。
なお、利用者の不満点として、「遠回りをされた(28%)」、「道順を知らなかった(24%)」、「道を間違えられた(17%)」と、地理に関する不満が多い傾向。
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(2) | タクシーのサービスについて
「空調が適切」、「クレジットカードの利用」、「座席の座り心地」を重要視することについては利用者、事業者ともにサービスの認識は変わらないが、「運賃が安いこと」を重要視する利用者が58%に対し事業者が15%、「禁煙車両の導入」を重要視する利用者が37%に対し事業者が12%となっており、利用者と事業者との認識にギャップが見られる。
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(3) | タクシー運賃について
タクシー運賃について、「高い」、「やや高い」と答えた利用者の合計の割合は92%。また、タクシー利用回数とクロスをみると、1ヶ月間で7〜8回の利用者で「ちょうど良い」と答えた利用者の割合が22%と高く、「安い」と回答した利用者も6%いる。
「サービスが向上すれば運賃を値上げしても良いか」との質問に対し、「はい」と回答した利用者は21%と低い。
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(4) | 規制緩和前と現在の比較について
利用者の意識としては、運賃、待ち時間、接客態度については規制緩和前より良くなっていると感じている。一方、道の詳しさ、運転技術については悪くなっていると感じている。
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(5) | その他
他の交通機関と比較した場合のタクシーの利点では、「目的地の近くまでの移動」が76%と最も高く、次いで「深夜でも利用できる(48%)」、「悪天候の時に便利(44%)」の順。また、運転者の教育・マナーが充実した場合のタクシー利用の変化を聞いたところ、「増える」、「たぶん増える」と回答した人の合計は62%。 |