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(別紙4)
フリーター・無業者の理由別タイプ分け

(1) 目標既設定型(夢追い型+やむを得ず型)
 「一定の目標を持ちながらも、フリーターとなっている者」〔考えられる施策対応〕
 キャリア・コンサルティング=無理な目標設定でないか、本人の適性、本人の目標へ向けての努力をチェック、次のステップへ誘導する。
 企業委託訓練、トライアル雇用、デュアルシステム等の実践的訓練により、目標への結びつけになるステップを作る。
(2) 職業探索型
 「自分の適職が何であるかを探索ないし不安に思い、フリーターとなっている者」
〔考えられる施策対応〕
 キャリア・コンサルティング=自らの志向、適性、能力と見合った分野を考えるための体験や知識の習得を行い、目標の絞り込みを行うように誘導する。
 インターンシップ、ジョブシャドウイング、ヤングジョブスポットにおける自主的活動等を通じた実体験を実施する。
(3) 組織不信等モラトリアム型
 「企業や組織に対する不信感を持つか、性に合わないと感じる等により、当面フリーターを続けたいと思っている者。」
〔考えられる施策対応〕
 キャリア・コンサルティング=自らの志向、適性、能力と見合った分野を考えるための体験や知識の習得を行うように誘導する。
 ボランティア、企業、SOHO等の実体験機会の拡大を促進する。
(4) 能力不足型
 「能力の不足により、フリーターや無業者になっている者(長期的にフリーターを続けることによって年齢の割には職業能力が身に付いてない者を含む。)」
〔考えられる施策対応〕
 キャリア・コンサルティング=自らの志向、適性、能力と見合った分野を考えるための体験や知識を習得するとともに、必要な能力開発を行うように誘導する。
 目標設定、日本版デュアルシステム等による実践的訓練
(5) 意欲欠如型(主として無業者)
 「働く意欲の欠如(家庭に入りたいと思っている者を含む。)により、フリーターや無業者になっている者」
〔考えられる施策対応〕
 他人とのコミュニケーションの自信がない等によりハローワーク等の従来の支援機関の利用を躊躇しやすい者の支援窓口として、ヤングジョブスポット等を整備する。
 基礎的能力の付与、補習教育、プレ訓練(マナー、社会性訓練)
 キャリア・コンサルティング=自らの志向、適性、能力と見合った分野を考えるための体験や知識の習得を行うように誘導する。
 ボランティア、企業、SOHO等の実体験を実施する。



(別紙5)
「若年者キャリア支援研究会」参集者

 岩木 秀夫日本女子大学人間社会学部教授
大久保 幸夫株式会社リクルート ワークス研究所所長
大竹 文雄大阪大学社会経済研究所教授
玄田 有史東京大学社会科学研究所助教授
小杉 礼子日本労働研究機構主任研究員
諏訪 康雄法政大学社会学部教授
 千石 保財団法人日本青少年研究所所長
本田 由紀東京大学社会科学研究所助教授
(敬称略 五十音順、○:座長)

(行政関係者)
文部科学省(初等中等教育局児童生徒課、高等教育局学生課)
厚生労働省(職業安定局雇用政策課・業務指導課
職業能力開発局総務課(事務局))

(委託先研究機関)
 株式会社UFJ総合研究所 経済・社会政策部


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