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(参考)

職業能力習得制度(ビジネス・キャリア制度)の概要


 制度趣旨
 近年、経済社会の構造的変化の中で、ホワイトカラー労働者に求められる職業能力は多様化・高度化しつつある。こうした中、ビジネス・キャリア制度は、ホワイトカラー労働者が厚生労働大臣の認定講座を受講することにより、職務に必要な知識を習得することを支援するために運営されている。

 制度の仕組み
(1) 専門的知識の体系化
 ホワイトカラーの職務分野(10分野)毎に、その職務遂行に必要な専門的知識を163単位(ユニット)に分類し、各単位毎に学習すべき知識等の内容を「認定基準」として体系化。

《ホワイトカラーの10職務分野》
 (1)人事・労務・能力開発、(2)経理・財務、(3)営業・マーケティング、(4)生産管理、
 (5)法務・総務、(6)広報・広告、(7)物流管理、(8)情報・事務管理、(9)経営企画、
 (10)国際業務

(2) 教育訓練の認定
 (1)の認定基準に該当する教育訓練を厚生労働大臣が認定。

(3) 修了認定試験の実施
 各単位毎に専門的知識の習得状況を確認するために修了認定試験を実施。

(4) 認定基準の公開
 (1)により体系化した認定基準を公開し、企業等に対して普及、促進を図ることにより、企業を通じた労働者の職業能力開発を促進。

 その他
 学卒・若年者を対象とした実践的能力評価・公証制度整備の一環として、社会人として必要な基礎的な知識・技能を身につけ明確なビジネス意識を持った人材レベルの職業能力評価制度を整備する。


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