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労災病院の再編に関する基本方針(概要)

1 労災病院の今後の位置付け
(1)労災病院の役割
  ・ 被災労働者の早期職場復帰及び勤労者の健康確保という労働政策の推進に寄与するため、労災疾病に関する予防から治療、リハビリテーションに至る一貫した高度・専門的な医療(=「勤労者医療」)において中核的役割を担う
(2)労災病院が重点的に担う労災疾病の範囲(別紙12分野)
(3)強化すべき機能
  (1) 勤労者医療に関する効果的、効率的な研究・開発を推進するための労災病院群としての研究機能の強化
  (2) 一般診療を基盤とした労災疾病に関する高度・専門的な医療の提供の重点化
  (3) 労災指定医療機関、産業医等に対する勤労者医療の地域支援機能の強化 等

 労災病院の再編
臨床研究機能を集約的に担う病院を「中核病院」と位置付け、それ以外の病院(「専門病院」)との間で、勤労者医療に関する全国的なネットワークを構築。
同一の二次医療圏にある複数の労災病院については統合し、機能の効率化、高度化を図る。
以上を踏まえ、現在の37病院を2割程度削減し、15年度中に具体的な再編計画を策定。再編の対象外の病院は廃止し、民間又は地方に移管。

 労災病院等に対する今後の財政措置の在り方
労災病院は診療収入を基礎とした経営の健全性を図る。
 なお、労働政策として勤労者医療に関する研究・開発等を効果的、効率的に推進するという観点から、上記の労災病院の機能を最大限活用するための労働者健康福祉機構に対する必要な支援を行う。
 また、独立行政法人への円滑な移行を進めるため、労災病院の施設等整備に関して経過的な措置を講ずる。


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