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平成14年3月26日

組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査に関する
薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品衛生バイオテクノロジー部会報告について

1 概要

 本日、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品衛生バイオテクノロジー部会は、組換えDNA技術を応用した食品及び添加物の安全性について、「組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査基準」(平成12年5月1日付け 生衛発第825号-1 厚生省生活衛生局長通知別添1。以下「審査基準」という。)に基づき審議した結果、食品3品種及び添加物1品目について、いずれも人の健康を損なうおそれがあると認められないと判断する旨の部会報告を行った。

 また、平成14年2月18日に日本モンサント株式会社から分子特性等に関する追加資料が提出された、大豆(ラウンドアップ・レディー・大豆40-3-2系統)及びとうもろこし(ラウンドアップ・レディー・トウモロコシNK603系統)については、従前どおり、人の健康を損なうおそれがあると認められないとの判断を変えるものではないことが確認された。

2 今回審議された食品及び添加物について

 平成12年7月4日付け厚生省発生衛第199号、平成13年4月26日付け厚生労働省発食第103号及び平成13年9月10日付け厚生労働省発食第222号をもって諮問された食品3品種及び添加物1品目について、審査基準に基づき審議した結果、人の健康を損なうおそれがあると認められないと判断された。

対象品種大豆(A2704-12、A5547-127)
性質除草剤耐性
申請者アベンティス クロップ サイエンス シオノギ株式会社
開発者アベンティス クロップ サイエンス社(ドイツ)

対象品目とうもろこし(B.t.Cry1F害虫抵抗性、グルホシネート耐性トウモロコシ1507系統)
性質害虫抵抗性、除草剤耐性
申請者ダウ・ケミカル日本株式会社
開発者パイオニア・ハイブレッド・インターナショナル社(米国)、マイコジェン・シード/ ダウ・アグロサイエンス社(米国)

対象品目わた(鱗翅目害虫抵抗性ワタ15985系統)
性質害虫抵抗性
申請者日本モンサント株式会社
開発者モンサント社(米国)

対象品目グルコアミラーゼ(AMG-E)
性質生産性向上
申請者ノボザイムズ ジャパン株式会社
開発者ノボザイムズA/S(デンマーク)

3 今後の予定

(1) パブリック・コメントの募集
(2) 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会における審議
(3) 厚生労働大臣への答申
(4) 官報掲載

 なお、平成14年4月上旬より、申請資料(一部を除く。)について、社団法人日本食品衛生協会において公開(閲覧)される予定である。


照会先:厚生労働省医薬局食品保健部
     高谷 監視安全課長
担当者:三木、田中、福島(2454、2455)


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