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I
はじめに

 目前に控えた超高齢社会において、
国民が安心して生活していくためには、
良質で効率的な医療の確保が不可欠です。
 高齢化の進展とともに、経済の基調が大きく変化している現在、
医療制度の直面する問題について
考えていくことが求められています。

1 我が国では、全ての国民がいつでも、どこでも平等に医療機関にかかり、医療技術の進歩を享受できるという仕組みを採っています。

2 その結果、世界最高水準の平均寿命や高い保健医療水準を実現し、WHOでも医療の質や平等性という観点から評価して我が国の医療制度は世界第一位とされるまでになっており、その成果を今後とも守っていく必要があります。

3 こうした中で、個々人のライフサイクルに応じた健康づくりを進めるとともに、患者の心身の特性を踏まえた医療を確保していくことにより国民の健康寿命を伸ばし、高齢期においても生活の質を維持することができるようにしていくことが求められています。

4 一方で、我が国の国民医療費は年々増大し、今では国民所得の8%程度の規模になり、とりわけ、老人医療費の大きさは医療費の1/3を占め、国民医療費の伸びの最大の要因となっています。

5 こうした医療費の増大は、経済の低迷による保険料収入の伸び悩みと相まって医療保険財政に大きな影響を与え、政府管掌健康保険、健康保険組合、国民健康保険それぞれその運営が厳しい状況となっています。

6 医療制度は、保険料と、受診の際の一部負担金などの患者負担、国や地方公共団体からの公費(税)で支えられている仕組みですが、医療費の伸びが経済の動向とバランスのとれたものとなるよう医療費の適正な規模について考えていくとともに、その負担の在り方について考えることが求められています。

7 このため、我が国の医療のあるべき姿を踏まえて医療の質の向上、医療提供体制の効率化、医療保険の財政安定化のための改革など、医療政策を総合的に実施していくことが必要です。

 「医療制度改革の課題と視点」は、国民生活に密接に関係する医療制度の現状や課題について、共に考えるための資料として作成いたしました。
 どのような改革を行うにせよ、国民の選択と合意が必要です。
 国民の皆様の御理解とともに、御参加をお願いいたします。


※皆様からのご意見をお寄せ下さい。
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