ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 雇用・労働 > 雇用 > 地域雇用対策 > パッケージ関連事業 > 地域提案型雇用創造促進事業に係る事業構想の募集について > 地域提案型雇用創造促進事業(パッケージ事業)事例集 > 「交流・健康・保養」のテーマのもとで、地域の特色ある資源と魅力を活用した観光の産業化と高品質な物づくりの推進による雇用機会の増大事業

「交流・健康・保養」のテーマのもとで、地域の特色ある資源と魅力を活用した観光の産業化と高品質な物づくりの推進による雇用機会の増大事業

「交流・健康・保養」のテーマのもとで、地域の特色ある資源と魅力を活用した
観光の産業化と高品質な物づくりの推進による雇用機会の増大事業

(1)地域 :北海道標津町

(2)地域の現状

標津町は北海道の最東端部に位置し、自然の宝庫であり風光明媚な地である。

根室海峡の豊かな恵みを活用した水産業(漁業・水産加工業)と広大な牧草地に恵まれた酪農業を基幹産業とする「生産の町」であり、秋サケ、牛乳は国内有数の生産を誇っている。しかし、養殖輸入鮭による国内産鮭価格の低迷、安価な輸入製品や消費者ニーズの多様化など、国内市場との厳しい産地間競争にあり厳しい経営環境におかれている。

また、周辺に大観光地があるため、交通の要所としての通過地となっており、観光産業が育ちにくい状況となっているため、町では自然環境と基幹産業を連携させた体験型観光の推進に取り組んでいる。

さらに、平成15年度より標津ブランド対策の推進として、エコ・ツーリズム、安全・健康食品、本物体験型観光に特化した取組を始めている。

(3)地域で行っている取組

[1]体験型観光(健康・本物)の推進による目的型観光地への転換及び交流人口の増加

体験型観光を中心とした修学旅行生や食体験ツアー客の受入、それを担う町民ガイドの要請、各種ツアーの受入、旅行会社への情報発信・PR等により交流人口の増大に努めている。

[2]標津サーモンパークの誘客機能の促進

標津サーモンパークは、メイン施設となる鮭に特化した水族館「サーモン科学館」と地場産品を中心とした物販とレストラン機能を持ったレストハウスの「サーモンハウス」からなっており、町の数少ない観光集客施設である。そこで、鮭の環境学習による水族館施設の魅力アップと、地産地消の推進による物産の販売強化に努めている。

[3]標津マリンプラザ事業

国や北海道の協力を得て、海岸浸食の対策として海岸を復元することで安全の向上を図るとともに、親水区域、背後公園等の滞在機能をはじめ、道の駅を完備したレクリエーション拠点の整備を進めている。

[4]標津町産品のブランド化及び消費拡大PR

平成12年度からは、漁獲から市場、加工・流通までの衛生管理であるハサップ手法を取り入れた「標津町地域ハサップ」を実践している。また、物産イベントへ参加するなどして、このシステムによる高鮮度・高品質な健康水産加工食品のPRを行っている。

[5]健康食品製造企業への融資の推進、宅地造成による人口増加

バイオなどの新技術によって天然鮭・ホタテ等水産物の残渣から機能性成分の抽出が可能となったことから、誘致に関する条例等を活用し、町の鮭原料を中心とした「健康食品製造企業」の誘致を進めている。また、人口減少に歯止めをかけるため、宅地造成や地域生活の魅力アピールなども行っている。

(4)課題

[1] 「本物観光型観光」を牽引するインストラクターやコーディネート機能を担う人材、観光戦略の指導人材が不足している。また、国内にとどまらず、外国人観光客にも対応できる会話や接遇のステップアップが必要とされている。

[2]サーモンパークの入館者数が減少傾向にあり、観光施設における展示品の案内ガイド等の人材が求められている。

[3]健康食品の高付加価値化、機能性成分抽出に取り組んでいるものの、専門技術者、商品企画を行える人材、地域独自の土産品等の制作から販売を行う仕組みをつくる知識を持った人材、販路拡大のためのパッケージ企画や、マーケティング営業のできる人材が不足している。

[4]機能性健康食品製造企業を積極的に誘致していくなかで、誘致する企業に雇用されるために必要とされる知識、技能が不足しており、企業誘致の受け皿づくりが必要となっている。

(5)パッケージ事業での取組

[1]「交流・健康・保養」をテーマとした観光産業の人材育成事業

観光ガイドの講習会を行い、地域の産物を利活用した体験型観光を促進できる質の高いガイドを育成・確保し、コーディネート機能の確立を図る。

[2]観光施設の魅力を高めることのできる人材、戦略的経営のできる人材の育成

観光施設にかかるホームページ、展示などの演出企画ができる人材、地場産品の開発、販売手法、質の高い接客等のできる人材を育成する。

[3]水産物の高次加工技術に関する研修

地元水産加工業者従業員を対象に先進企業技術員による研修会を開催し、秋さけ、ホタテ貝の残渣を利用して高品質な製品開発や健康水産加工食品を製造できる専門技術員を育成する。

[4]水産加工品などのマーケティング・営業に係る研修

地域の水産加工品の優位性をアピールするため、効果的な販売システムや販売戦略を専門家の指導を受けながら研修し、接客や商品包装の技術研修、販売実施研修により、販売員の質の向上を図る。

[5]土産品の製作・販売に関する研修

アドバイザーを招聘し、地場産品を活用した地域独自の観光土産品の製造ができる技術員、販売する人材を育成する。

[6]進出企業に係る地元技術者の養成事業

先進企業に技術者を派遣し、新技術の指導を受けることにより、機能性健康食品製造企業の進出に対して、進出企業のニーズにあった人材の確保・育成を図る。

(6)パッケージ事業実施による将来像

パッケージ事業により、体験型観光、水産加工業における雇用の確保、中核的人材の育成が行われることで、都市住民との交流人口の増加、体験型観光の産業化による保養滞在体制の強化、高品質な物づくりを基本とした健康食品加工や販売体制、新技術による機能性食品抽出企業の立地と育成等、地域産業の活性化が期待される。

ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 雇用・労働 > 雇用 > 地域雇用対策 > パッケージ関連事業 > 地域提案型雇用創造促進事業に係る事業構想の募集について > 地域提案型雇用創造促進事業(パッケージ事業)事例集 > 「交流・健康・保養」のテーマのもとで、地域の特色ある資源と魅力を活用した観光の産業化と高品質な物づくりの推進による雇用機会の増大事業

ページの先頭へ戻る