
医療機関 感染症・細菌検査ご担当の方々へ
下記の「我が国における新たな多剤耐性菌の実態調査」の調査は終了しました。
ご協力をいただきまして、ありがとうございました。
「我が国における新たな多剤耐性菌の実態調査」へのご協力のお願い
目的
これまで、NDM-1やKPCを産生する多剤耐性菌は、海外で感染が拡大していることが報告されてきました。最近、国内においても、医療機関に入院していた患者の感染や保菌事例が確認されたため、国内での実態を明らかにし、医療関係者や国民に情報提供を行うとともに、今後の耐性菌対策に役立てるために、調査を行います。このための、菌株のご提供をお願いいたします。
調査の対象となる菌
ア 腸内細菌科の細菌(大腸菌、肺炎桿菌、セラチア、エンテロバクター等)であって、
かつ、
イ カルバペネム系、フルオロキノロン系、アミノ配糖体系の3系統すべての抗菌薬(各1剤以上)に「R」と判定されたもの
※ カルバペネム系に対して「R」と判定されないものの、セフタジジムに耐性を示す菌が検出された場合にも、ご連絡をいただければ、同様に検査します。
詳しくは、こちら
報告方法
● 通常の診療において、対象となる菌が確認された場合には、以下の方法でご連絡をお願いします。
○ 様式1(PDF:156KB Word:37KB)に記入いただき、国立感染症研究所へ、下記の電子メールアドレスあてに添付して、送付してください。
電子メールアドレス: taiseikin@nih.go.jp
(mdr-query@nih.go.jpから上記メールアドレスに変更しました。)
○ なお、電子メールが利用できない施設は、FAXにて、042-561-7173まで様式1を送付してください。
● 国立感染症研究所から、菌株の送付方法等について、ご案内します。
※ なお、医療機関には、菌株の送付にかかる費用はかかりません。
調査期間
● 平成22年9月15日から12月28日まで
調査期間は終了しました。ご協力いただき、ありがとうございました。
※ 調査結果およびその後の対応については、こちら [PDF:358KB]
その他
● 通常の診療において見付かった多剤耐性菌について、ご提供をお願いするものであり、本調査のためだけに薬剤感受性試験をお願いするものではありません。
● 過去の保存株については、対象としなくて結構ですが、調査対象の基準を満たし、渡航歴等の臨床情報や、その他検査所見と併せて、国内で稀なNDM-1又はKPCを産生する多剤耐性菌を疑う場合には、ご相談ください。
● 外部機関に検査を委託している場合には、医療機関から様式1を用いてご連絡いただくこととなりますが、検査委託機関が菌株の提出についてご了解いただける場合は、国立感染症研究所から菌株の容器をお送りする先として、検査委託機関を指定することができます。
● 貴医療機関において、PCR検査を実施し、NDM-1又はKPCを産生する耐性菌が同定された場合には、その旨も問い合わせ先までご連絡ください。
ご協力いただき、ありがとうございました。
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