Ministry of Health, Labour and Welfare

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新型インフルエンザ

新型インフルエンザ対策関連情報(英語版はこちら

新型インフルエンザ対策行動計画


<各論>



フェーズ1
(ヒトから新しい亜型のインフルエンザは検出されていないが、ヒトへ感染する可能性を持つウイルスが動物に検出)
計画と連携  

[関係省庁間の連携]

「鳥インフルエンザ等に関する関係省庁対策会議」の枠組みを通じ、関係省庁間の認識の共有を図る。(各省庁)

[情報収集]

国内外の情報を収集する。(厚生労働省、農林水産省、外務省、文部科学省)

情報収集源
世界保健機関(WHO)、国際獣疫事務局(OIE)、国連食糧農業機関(FAO)
国立感染症研究所:WHOインフルエンザコラボレーティングセンター
独立行政法人動物衛生研究所
国立大学法人北海道大学:OIEリファレンスラボラトリー
在外公館等

各種ガイドラインの作成及び見直しを行う。(厚生労働省、各省庁)

[国際間の連携(協力・協調)]

研究者、医療関係者、動物衛生専門家、保健担当行政官の海外における人材育成のために、研修員受入、専門家派遣、現地における研修を行う。(外務省、厚生労働省、農林水産省、関係省庁)


サーベイランス  

ヒトで毎年冬季に流行するインフルエンザ(5類感染症)について、約5,000の医療機関(指定届出機関)における発生動向の週毎の把握。うち、約10%の500機関において、ウイルスの亜型などについて病原体サーベイランスを実施する。(厚生労働省)

インフルエンザ流行期におけるインフルエンザ関連死亡者数を把握する。(厚生労働省)

家きん、豚等におけるインフルエンザのサーベイランスを実施する。(農林水産省、厚生労働省)

日本に飛来する渡り鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス保有調査を実施する。(環境省)

各国のサーベイランス体制の強化に協力する。(外務省、関係省庁)


予防と封じ込め  

[家きんにおける高病原性鳥インフルエンザの防疫対策]

家きん疾病小委員会において防疫対策を検討するとともに、高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針を策定し、対応する。(農林水産省)

万一の発生に備え、迅速な措置が講じられるよう都道府県及び関係機関と協力し、防疫演習を実施する。(農林水産省)

防疫対策として必要となる資材(インフルエンザ迅速診断キット、マスク等)、一般国民の需要急増が予測される衛生資材等(消毒薬、マスク等)の生産・流通・在庫等の状況を把握する仕組みを確立する。(農林水産省、厚生労働省)

高病原性鳥インフルエンザが急速に拡大し、迅速なまん延防止措置が困難となる事態に備えて、緊急接種用の家きん用のワクチンを備蓄する。(農林水産省)

感染国各国の現地における封じ込めへの協力を行う。(外務省、関係省庁)


  抗インフルエンザウイルス薬

[科学的知見の収集・整理・分析]
既存の抗インフルエンザウイルス薬の有効性やウイルスの薬剤耐性などに関する研究を実施する。(厚生労働省)

既存の抗インフルエンザウイルス薬の安全性を評価する。(厚生労働省)

インフルエンザ迅速診断キットや抗インフルエンザウイルス薬の適正使用を医療機関に周知する。(厚生労働省)

[パンデミック時の流通体制の確保]
抗インフルエンザウイルス薬の流通状況を確認し、効果的に供給される体制を構築する。(厚生労働省)


  ワクチン

[技術開発の促進]
新型インフルエンザに対する有効なワクチン開発やワクチン開発基盤技術の開発を促進する。(厚生労働省)

毎年冬季に流行するインフルエンザ用ワクチンの接種に関する情報を提供する。(厚生労働省)

ワクチン接種の需要量が増大した場合に、迅速に接種できるための新投与方法に係る必要な技術開発・導入の可能性を検討する。(厚生労働省)

ワクチン製造用株の作成と製造業者への供給体制を、政府、国内研究機関及び製造業者の連携を通じて確立する。(厚生労働省)

ワクチンの抗原量を減少させても有効性が期待できる製剤等、接種対象人数を増大できる技術の開発及び増殖性のよいウイルスの開発による生産性の向上を促進する。(厚生労働省)

[接種体制に関する基本方針策定]
実施に関する各省庁・自治体の間の協力・調整のフレームワークの作成、ワクチン接種準備を行う。(厚生労働省)

[接種体制](厚生労働省)

 接種の実施基本案作成(運営組織構成、接種場所(各職場、居住地域、他)、必要な実施施設・人員の推定、ワクチンの流通・保管・警備計画)

 接種実施医療機関・施設の選択基準検討

 接種の実施の際の職域・地域における人材の登録制度の設立検討

 集団予防接種関連機材の確認、生産状況の把握と増産可能性の検討

 使用した接種器具の回収・保管・廃棄方法の検討、現在の能力の評価と強化方法の検討

[国際間の連携(協力・協調)]

動物間のインフルエンザ流行国等との情報の交換を促進する。(厚生労働省)

ワクチンの有効性、安全性のモニタリングについてのWHO等を通じた共通の指標の作成に協力する。(厚生労働省)


医療  

都道府県に対し、感染症指定医療機関の整備を進めるよう要請する。(厚生労働省)


情報提供・共有  

国内外のネットワーク等のうち、情報提供に利用可能な媒体・機関について整理する。(厚生労働省、農林水産省)

政府広報

関係機関のホームページ、メディア

関係団体:医師会、学会、獣医師会等

国内外の情報について共有する。(厚生労働省、農林水産省、外務省)

情報収集源

WHO、OIE、FAO、その他国際組織
在外公館
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