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平成25年結核登録者情報調査年報集計結果(概況)

 本年報は、全国の保健所を通じて報告される結核登録者の状況(平成25年1月1日〜12月31日)を取りまとめたものである。

平成25年 年報のポイント

○ 日本の結核罹患率は、欧米諸国と比較して高く、依然としてその水準に達してはいない。  (参考資料 1 [233KB] 参照)

日本の結核罹患率(人口10万人対の新登録結核患者数)(16.1)は、米国(3.1)の5.2倍、ドイツ(4.9)の3.3倍、オーストラリア(5.7)の2.8倍。

○ 結核新登録者および罹患率はともに減少傾向にあるが、国内では未だ年間2万人以上の結核患者が新たに登録されている。喀痰塗抹陽性肺結核患者数も、年間8千人以上登録されている。  (参考資料 4-1 [233KB]、参考資料 4-2 [233KB] 参照)

新登録結核患者数:  20,495 人
同罹患率(人口10万対):  16.1 (対前年比0.6減)
喀痰塗抹陽性肺結核患者数: 8,119人
同罹患率(人口10万対):  6.4  (対前年比0.1減)

○ 結核患者の高齢化が進んでおり、新登録結核患者のうち60歳以上の患者が占める割合は71.2%、70歳以上の患者が占める割合は57.4%に達している。昨年と比較して80歳以上の患者の新登録者数は増加し、新登録結核患者全体の36.1%を占めている。80歳台の年齢階層別罹患率も高く、70歳台と比較して約2.5倍となっている。  (参考資料 5-1 [233KB] 、6-1 [233KB] 参照)

60歳以上の新登録患者が全体に占める割合:65.3%(H21) から 71.2%(H25)へ増加
70歳以上の新登録患者が全体に占める割合:50.1%(H21) から 57.4%(H25)へ増加
70〜79歳の罹患率(人口10万対):31.4
80歳以上の罹患率(人口10万対):79.5

○ 外国出生者の新登録結核患者数は1千人を越えている。特に若年層の新登録患者における外国出生者の割合が大きく、20歳代では新登録結核患者の40%以上が外国出生者である。  (参考資料 5-7 [233KB] 参照)

20-29歳新登録外国出生結核患者数: 494人(41.3%)(H24 36.3%)
30-39歳新登録外国出生結核患者数: 225人(17.1%)(H24 15.5%)

○ 結核罹患率については地域差がみられ、首都圏、中京、近畿地域等での大都市で高い傾向が続いている。   (参考資料 2 [233KB] 、7-1 [233KB]、7-2 [233KB] 参照)

大都市の結核罹患率(人口10万対): 大阪市(39.4)、名古屋市(26.5)、堺市(26.4)、神戸市(24.0)、東京都特別区(22.5)

○ 小児結核(0〜14歳)の新登録結核患者数は近年横ばい傾向であるが、平成25年の喀痰塗抹陽性肺結核患者は0人、結核性髄膜炎は2人、粟粒結核は0人であった。 (参考資料 5-1 [233KB] 、5-2 [233KB] 、5-3 [233KB] 参照)

小児新登録結核患者数: 66人 (H21 73人、H22 89人、H23 84人、H24 63人)
小児新登録喀痰塗抹陽性肺結核患者数: 0人 (H21 4人、H22 7人、H23 5人、H24 5人)
小児新登録結核性髄膜炎:2人 (H21 1人、H22 0人、H23 1人、H24 1人)
小児新登録粟粒結核: 0人 (H21 3人、H22 0人、H23 2人、H24 0人)

○ 潜在性結核感染症(LTBI)新登録者数は、昨年と比べて減少した。 (参考資料 5-4 [233KB] 参照)

新登録潜在性結核感染症(LTBI)治療対象者数: 7,147人(H24 8,771人)

○ 受診が遅れる(症状発現から受診までの期間が2か月以上の割合)患者の割合についてはやや改善がみられたが、働き盛りで感染性のある結核患者の約3人に1人は受診が遅れている。 (参考資料 10-1 [233KB] 参照)

受診の遅れ:全年齢有症状肺結核 18.1%、30-59歳有症状喀痰塗抹陽性肺結核 31.5%

○ 新登録肺結核培養陽性患者における薬剤感受性試験結果が把握された率は、近年横ばい傾向である。多剤耐性結核(INH, RFP両剤耐性)患者割合も引き続き1%未満を推移している。 (参考資料 11 [233KB] 参照)

新登録肺結核培養陽性患者における薬剤感受性試験結果が把握された率:73.2%
薬剤感受性試験結果判明者中の多剤耐性結核患者割合:0.6% 

○ 新登録結核患者で糖尿病を合併している割合は近年上昇傾向にあり、平成25年は14.5%であった。(参考資料 12 [233KB] 参照)

糖尿病合併新登録結核患者割合: 14.5% (H22 13.3%、H23 13.7%、H24 14.3%)

○ 医療従事者における新登録結核患者数は、看護師・保健師は減少傾向にあり、医師は横ばいであった。その他の医療従事者においては近年増加傾向にあり、年齢階層別では20歳台及び50歳台において明らかな増加傾向を認めた。(参考資料13-1 [233KB] 、13-2 [233KB]、13-3 [233KB] 参照)

看護師・保健師:234人 (H21 353人、H22 316人、H23 350人、H24 294人)
医師:66人 (H21 78人、H22 91人、H23 81人、H24 62人)
その他の医療従事者:281人 (H21 186人、H22 157人、H23 242人、H24 280人)

1 新登録結核患者数、罹患率

参考資料 4-1 [233KB] 、4-2 [233KB] 参照)

  • 平成25年中に新たに結核患者として登録された者の数は20,495人で、前年より788人(3.7%)減少した。減少率を見ると、平成23年から平成24年にかけての減少率は6.2%であり、平成24年から平成25年にかけての減少率は3.7%であることから、減少幅は2.5ポイント小さくなった。
  • 平成25年の罹患率(人口10万対)は16.1であり、前年の16.7より0.6(3.6%)減少した。減少率を見ると、平成23年から平成24年にかけての減少率は5.6%であり、平成24年から平成25年にかけての減少率は3.6%であることから、減少幅は2.0ポイント小さくなった。
  • 菌喀痰塗抹陽性肺結核患者数は8,119人で、前年より118人(1.4%)の減少であった。菌喀痰塗抹陽性肺結核罹患率(人口10万対)は6.4であった。菌喀痰塗抹陽性肺結核患者が新登録結核患者数に占める割合は39.6%で前年より0.9ポイント大きくなった。
区分 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年
新登録結核患者数 24,170人 23,261人 22,681人 21,283人 20,495人
  罹患率(人口10万対) 19.0 18.2 17.7 16.7 16.1
菌喀痰塗抹陽性肺結核患者数 9,675人 9,019人 8,654人 8,237人 8,119人
新登録結核患者数に占める割合 40.0% 38.8% 38.2% 38.7% 39.6%
  • 都道府県別に罹患率をみると、大阪府、和歌山県、東京都、長崎県、兵庫県の順に高く、山梨県、長野県、宮城県、北海道、秋田県の順に低かった。罹患率の一番高い大阪府は 26.4、大阪府の中でも大阪市は39.4であった。

参考資料 2 [233KB]、7-2 [233KB] 参照)

2 年末時結核登録者数、有病者数、有病率

参考資料 8 [233KB]参照)

  • 平成25年末現在の結核登録者数は49,814人であり、前年より2,359人減少している。うち、活動性全結核患者数は13,957人であり、前年より901人減少した。
区分 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年
結 核 登 録 者 数 59,573人 55,573人 55,196人 52,173人 49,814人
  活動性全結核患者数 18,915人 17,927人 17,264人 14,858人 13,957人
有病率(人口10万対) 14.8 14.0 13.5 11.7 11.0

3 新登録潜在性結核感染症者数

参考資料 5-4〜5-6 [233KB] 参照)

  • 平成25年の新登録潜在性結核感染症者数は7,147人で前年の8,771人に比べ1,624人の減少であった。職業別では医療職が全体の32.4%を占めた。(新登録潜在性結核感染症患者全体に占める割合 看護師・保健師 17.9%、医師 3.1%、その他医療職 11.5%)

4 死亡者数、死亡率、死亡順位

参考資料 3 [233KB] 参照)

  • 平成25年中の結核による死亡者数は2,084人(概数)で、前年の2,110人に比べ26人減少、死亡率は1.7であった。死因順位は26位であった。

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