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あさコラム vol. 3
感染症エクスプレス@厚労省 2016年4月15日
結核のこと
こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課長の浅沼一成です。
NHK連続テレビ小説、通称「朝ドラ」。
まだ若かりし保健所勤務時代、昼休みに保健師の皆さんがTVに
釘付けになっていました。「おんなは度胸」や「ひらり」の頃です。
「面白いのかなぁ」と一緒に見始めた途端、自分もすっかりハマ
ってしまい、以来朝ドラファンを続けています。
佐世保市勤務時代には、ご当地佐世保市が舞台となった「てる
てる家族」(只今BSで再放送中!)が放送され、街中で盛り上が
ったのも楽しい思い出です。
今春からスタートしたのは「とと姉ちゃん」。
西島秀俊さん扮する三姉妹のお父さんが肺結核で亡くなるという
衝撃的なスタートに、後番組の司会を務める有働由美子アナも号泣
していました。
この結核という病気、当時は死因第一位の国民病。
効果的な抗結核薬の登場、結核医療の充実、保健所や結核予防会や
結核予防婦人会の活躍などにより、今日、結核死亡数も患者数も激減
しましたが、それでも、わが国の結核罹患率は人口10万人あたり
15.4(2014年)。これは先進国の中では、まだまだ高い数字なのです。
日本は2020年までに罹患率を10以下の「低まん延国」となることを
目指しています。 先日結核集団発生の報道がありましたが、今後も
引き続き、結核対策を推進していかねばなりません。
皆様のご協力をお願いします。
では、次回もどうぞよろしくお願いします。
<結核(BCGワクチン)について>
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