【照会先】
医薬・生活衛生局医薬安全対策課安全使用推進室室 長 田中 大祐(内線2755)
副作用情報専門官 松永 雄亮(内線2750)
(代表電話) 03(5253)1111
(直通電話) 03(3595)2435
令和元年度 医療機関におけるUDI利活用推進事業 報告書
~薬局におけるバーコードの利活用実態調査、導入効果の実証調査を行いました~
今般、厚生労働省が実施した「令和元年度 医療現場におけるUDI利活用推進事業」の報告書が取りまとめられましたので、お知らせいたします。
1.目的
薬局における医療用医薬品のバーコード表示の利活用実態の詳細を明らかにし、実際にバーコードシステムを導入するにあたっての課題を明確にするとともに、薬局におけるバーコードの利用を推進していくため、薬局へのバーコードシステムの導入による効果について、具体的な検証を行う。
2.調査の概要※
(1)実態調査
バーコードを使用したシステムの利活用状況について、6薬局を対象に調査を実施。
(2)実証調査
バーコードを使用したシステムの導入効果について、医療安全(調剤業務)、物品管理(棚卸業務)、トレーサビリティ(回収対応業務)の3つの観点から、3薬局を対象に実証調査を実施。
※ 今回の調査結果は、医療用医薬品のバーコードを活用した取組みを既に行っている薬局のうち6薬局を対象として得られたものである。調査対象薬局の数・特性等が限られるため、調査上の限界があることには留意が必要となる。
3.結果の概要
(1)実態調査の結果
・バーコードを使用したシステムは、調剤における取揃えや重量監査、棚卸における薬剤の種類・数量の確認、回収対応における在庫システム等への登録などに活用されていた。
(2)実証調査の結果
・医療安全に関して、目視での確認に比べ、バーコードを活用した方が正確性が高かった。
・物品管理に関して、バーコード非使用時に比べ、バーコード使用時では、棚卸業務における正確性が高く、所要時間が短かった。
・トレーサビリティに関して、バーコード非使用時に比べ、バーコード使用時では、特定のロットの薬剤が調剤された患者を絞り込む精度が高く、所要時間が短かった。
(3)バーコードを使用したシステムの利活用における課題
・バーコードを使用したシステムを利用した場合においても、職員の作業ミスなどにより、薬剤の取り違え、数量の数え間違え等が発生する可能性があることが把握された。これに対応するため、各薬局においては、手順や運用を工夫したり、専門の担当者を配置する等対応がとられていた。
1.目的
薬局における医療用医薬品のバーコード表示の利活用実態の詳細を明らかにし、実際にバーコードシステムを導入するにあたっての課題を明確にするとともに、薬局におけるバーコードの利用を推進していくため、薬局へのバーコードシステムの導入による効果について、具体的な検証を行う。
2.調査の概要※
(1)実態調査
バーコードを使用したシステムの利活用状況について、6薬局を対象に調査を実施。
(2)実証調査
バーコードを使用したシステムの導入効果について、医療安全(調剤業務)、物品管理(棚卸業務)、トレーサビリティ(回収対応業務)の3つの観点から、3薬局を対象に実証調査を実施。
※ 今回の調査結果は、医療用医薬品のバーコードを活用した取組みを既に行っている薬局のうち6薬局を対象として得られたものである。調査対象薬局の数・特性等が限られるため、調査上の限界があることには留意が必要となる。
3.結果の概要
(1)実態調査の結果
・バーコードを使用したシステムは、調剤における取揃えや重量監査、棚卸における薬剤の種類・数量の確認、回収対応における在庫システム等への登録などに活用されていた。
(2)実証調査の結果
・医療安全に関して、目視での確認に比べ、バーコードを活用した方が正確性が高かった。
・物品管理に関して、バーコード非使用時に比べ、バーコード使用時では、棚卸業務における正確性が高く、所要時間が短かった。
・トレーサビリティに関して、バーコード非使用時に比べ、バーコード使用時では、特定のロットの薬剤が調剤された患者を絞り込む精度が高く、所要時間が短かった。
(3)バーコードを使用したシステムの利活用における課題
・バーコードを使用したシステムを利用した場合においても、職員の作業ミスなどにより、薬剤の取り違え、数量の数え間違え等が発生する可能性があることが把握された。これに対応するため、各薬局においては、手順や運用を工夫したり、専門の担当者を配置する等対応がとられていた。