三井大臣閣議後記者会見概要

H24.11.16(金) 9:39 ~ 9:46 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。今日の閣議では特にありません。 冒頭、私から1点あります。11月14日に、平成24年障害者雇用状況集計結果を発表しました。民間企業で働く障害者の数が、9年連続で過去最高を更新しまして、障害者雇用は着実に進展しています。障害者雇用に御協力いただいております、企業を始めとする関係者の皆様には、感謝申し上げます。一方で、平成25年4月には、法定雇用率が上がります。現行の1.8%から、2.0%。厚生労働省として、今回の引上げに伴い、引き続き、企業の皆様に対するきめ細かな指導・支援を行いまして、障害者雇用の促進を図っていきます。記者の皆様におかれましても、障害者雇用の現状や取組について、積極的に御紹介いただきたいと思います。 私からは以上です。

質疑

記者:
2問あります。今日解散なのですが、今のお気持ちをお聞かせください。
大臣:
まだ解散は正式には聞いていませんが、いずれにしましても、あとは、解散になりましたら、なったときはしっかりと自分自身の選挙を戦っていきたいと思っています。
記者:
今日から新しい仕分けが始まりますが、明日は生活保護が議題に上がるようですが、厚労省としてどのように取り組まれますか。
大臣:
まだその中身については、十分に聞いていませんので、仕分けの日程等もですね。取り組み方としては、今後の検討といたしたいと思います。
記者:
解散の、まだ解散しないですけれども、御就任からまだ1か月半という短い期間で解散に至るということについて、何か思いというか受け止めをお願いします。
大臣:
特例公債、年金法案、参議院で今日通していただきますが、やはり、税と社会保障一体改革の中で、この年金法案を通していただいたことは大きかったということと、それからやはり国民会議がやっと目鼻が立ってきたなと思います。私もずっと、この国民会議の設置については、お願いしてきたわけですが、やっと目鼻が立ったなと。それからやはり、私もこの間、短い間の間に色々視察に行ってきましたが、やはり現場を見るということは、非常に大事だということをつくづく感じました。ですから、これからまだ残された期間、しっかりと、できれば現場を見て、これからの社会保障の問題点にしっかり取り組んでいきたいと思います。
記者:
もう1点ですが、社会保障の閣僚を経験されて、それで現場を見られたことで、有権者への訴えというのも変わってくるのですか。こういうことをもうちょっと訴えていくというような。選挙戦を臨まれるに当たって何かありますでしょうか。
大臣:
まだ全て考えをまとめたわけではないですが、それぞれ色々な意見があります。そういう中で、本当に切実な皆さんの声を聞きながら、どういう具合にこの政治に反映していくかということは、しっかりと声を受け止めながら、考えていきたいと思っています。
記者:
先ほどの閣議で、解散詔書への署名を済まされたどうかが1点と、閣議・閣僚懇で野田総理から何か解散について御発言があったかどうか教えてください。
大臣:
特にそういうことはございません。いずれにしましても、官房長官から詳しいことが会見であると思いますので、私からは特に申し上げることはございません。
記者:
署名していらっしゃらないということですか。
大臣:
まだ、そういうことも何も。
記者:
解散なのですが、野田総理が解散に言及されてからですね、民主党内が色々と揺れに揺れて、離党表明者も続出して、事実上過半数割れのような状況になっているのですが、こうやってぎりぎりになって、党内が混乱している様子を見てですね、自民党の安倍総裁は「所詮、選挙の互助会的な集まりだった」と厳しく批判をしているわけですけれども、こういった民主党の体制といいますか、こういったぎりぎりになって離党者が出てしまうような状況についてどうお考えですか。
大臣:
その選挙互助会という表現は、私はそういうことは当たらないと思いますけれども、いずれにしましても、私も民主党員の立場で申し上げれば、やはり残念ですよね。やっぱり、どういうときも辛いときも色々あると思いますけれども、それぞれの主張があります。政治家ですから。だけど、私から申し上げれば、やはり政権交代を一緒にやってきたわけですから、それはいろんなことがあります。だけど、ここはしっかりと国民に訴えてきたことは、同じことをしてきたわけですから、私としては非常に残念だと思っています。
記者:
それに関連してなのですが、民主党の厚生労働部門会議の中核となるメンバーで生保を把握してらっしゃるメンバーも離党の意向を示されているということで、今一番真剣に取り組まなければいけないはずの生活支援戦略に遅れとか、支障が出るということはお考えでしょうか。
大臣:
どういう人が離党されるか、僕は詳しいことは聞いていませんけれども、今申し上げましたように、いずれにしても、この社会保障問題に取り組む部門会議のメンバーは、やはり、ある程度希望して入ってきていますから、そういう中でしっかりとやって、仮に離党するとすれば、しっかりやっていただきたかったなと思います。私は、そういうことはあまり想像したくありませんけれども、共に税と社会保障の一体改革を訴えてきたわけですから、やっぱりその責任はあると思います。
記者:
QT(クエスチョンタイム)で野田総理大臣が解散を表明して、速やかに解散につながったという今回の運び全体について、どういうふうに眺めていらっしゃったか所感をお聞かせいただければ。
大臣:
私たちも突然でびっくりしましたよね。全閣僚そういう思いだったと思います。しかし、あの党首討論を見ていて、私もじっくり聞いていましたけれど、野田総理の思いというのを、解散の日にちもはっきり申し上げたと。それから、今までの特例公債、また選挙制度についてはっきりと申し上げたということは、私はすばらしいことだったと思います。やはり、あの決断は本当に大変な決断をされたと思います。そういう意味では、私はあのクエスチョンタイムの総理の話を聞いていまして、非常に感動的だったと思います。それと、ここまで来るにはですね、やっぱり消費税を上げるというのは、誰も上げたくないわけですから、そういう中で、嫌われながらと言ったら語弊がありますけれど、ここまで進めてきたということは、本当に私も感動いたしました。

(了)