小宮山大臣閣議後記者会見概要

H24.6.15(金) 8:50 ~ 8:55 省内会見室

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日は、私の方から冒頭1点。 障害者雇用率の改正についてです。今日、障害者雇用率を改正する政令を閣議決定しました。平成25年4月1日から障害者雇用率は、民間企業で2.0%(現行1.8%)、国や地方公共団体、独立行政法人は2.3%(現行2.1%)、都道府県等の教育委員会は2.2%(現行2.0%)という新しい障害者雇用率になります。各大臣に対しましては、国等の公的機関は障害者雇用に率先して取り組む立場にあるため各府省庁や所管する独立行政法人の障害者雇用にしっかり取り組んでいただくよう私からお願いしました。今後は、円滑な施行に向けまして、関係団体の協力を得ながら周知広報を徹底するなどの万全の対策を講じていきます。 私の方からは以上です。

質疑

記者:
脳死判定についてですが、まず、6歳未満の子どもが初めて脳死判定されたことの受け止めをお願いします。
大臣:
国内で、初めて6歳未満の男のお子さんから脳死下での臓器提供がありました。亡くなられたお子さんの御冥福を心からお祈りいたします。また、小さなお子様が亡くなられた悲しみのなかで、臓器提供という尊い御判断をされました御両親を始め御家族の方々に深い敬意を表したいと思います。本当に胸を打つようなコメントを発表していただいて、そのことで非常に世の中の皆様の御理解を得られる一助になっていると考えます。提供された臓器の移植手術が無事に成功して、臓器提供の御意向が活かされるよう心から祈っています。こうしたことを通じまして、臓器移植に対する国民の皆様の理解が深まるように願っています。以上です。
記者:
社会保障と税の一体改革について、3党協議がいよいよ大詰めということですけれども、昨日までマニフェストの主要政策である後期高齢者医療制度と最低保障年金については、先送りの公算が非常に濃厚になっているのですが、そのことについて大臣のお考えをお聞かせください。
大臣:
御承知のように3党間の修正協議が大詰めを向かえていますので、担当大臣として今日はコメントを控えさせていただきます。決着をしたら申し上げます。
記者:
EPAで来日した介護福祉士の方が、工場で働いていたということで摘発された件がありましたが、仕事が厳しい上に賃金が低いと話しているようで、育成システムがうまくいっていないような・・・。
大臣:
まだ、私はその報告を受けていませんので、また調べておきます。
記者:
修正協議についてお聞きしたいのですが、一部報道で、厚生年金の適用拡大について25万人に縮小する案を軸に最終調整するということがあるのですが、大臣はお聞きになっていらっしゃいますでしょうか。
大臣:
それは、皆さんも深夜まで取材だったと思いますが、私も深夜まで色々なやりとりをしています。ただ、そこは今交渉中ですのでコメントは控えさせていただきます。

(了)