小宮山大臣閣議後記者会見概要
H24.4.06(金) 11:19 ~ 11:25 省内会見室
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- 今日は閣議のあと5大臣会合があったり色々ありまして遅くなって申し訳ありません。私の方から2点、プラス一つ。 プラス一つは御承知だと思いますが、厚生労働副大臣に西村智奈美衆議院議員がなることになりました。西村議員とは私も藤田政務官と3人でパート労働の法案を野党のときに出したり、ずっと労働分野でやってきた議員ですので、大変力になってくれると思います。政務三役連携を取って、これから社会保障改革は本当に大変なところに差し掛かっていますが、やっていきたいと思います。 それで私の方から2点。一つは、福島県相双地域の病院への看護師の派遣についてです。福島県からの看護師等の派遣の要請を受けまして、4月9日(月)から6か月間、厚生労働省の国立障害者リハビリテーションセンター病院から、南相馬市にある大町病院へ、看護師を交代で1名派遣することにしました。被災地の看護職員の確保について、先日新体制にした「相双地域等医療・福祉復興支援センター」を拠点にして、引き続き支援をしていきたい思っています。それから福島県も、4月2日(月)から6か月間、県立大野病院から広野町にある高野病院へ、看護師2名を派遣予定と聞いています。 そしてもう1点は、アスベストの訴訟についてです。今回の判決につきましては、政府として、事案・争点が共通している最高裁で係争中の先行訴訟と同様の対応を採る必要があることから、上級審の判断を仰ぐため、今日、控訴手続きを行うことにしています。控訴審では、私がリーダーシップを取りまして、裁判所の訴訟指揮に従い、迅速な主張立証に努めることで、早期に判決を頂けるよう最大限努力をしたいと思っています。アスベスト問題につきましては、政府としては重大な問題であると認識していますので、健康被害者に対する救済など総合的な対策を実施していきたいと思っています。それで、控訴いたしますが、何としてもやはり御高齢になられた皆様でもありますので、長い間苦しんでおられるので、1日も早く解決ができるように、私としても努力をしていきたいというふうに思っています。 以上です。
質疑
- 記者:
- 西村さんが副大臣になられるということで、担当分野と、改めて大臣が期待されている点をお願いします。
- 大臣:
- 担当分野は今まで牧副大臣が担当していたのと同じ、労働とそれから社会・援護の部分です。ですから、担当は変わりません。西村さんも、子ども・子育てもやっていましたが、担当副大臣ではありませんが、今藤田政務官が主にやっていますので、そこは連携を取りながら。ずっと党内で一緒にやってきたメンバーですので、もちろん男性2人の副大臣、政務官とともにですね、分担をちゃんと連携を取りながらやっていければというふうに思っています。
- 記者:
- 今朝の一部報道なのですが、後期高齢者について2010年の制度の廃止案を白紙撤回して、今国会への廃止法案の提出を断念するというような報道がありましたが、これについての受け止めをお願いします。
- 大臣:
- そういう決定をした事実はまったくありません。ずっと申し上げているように社会保障・税一体改革大綱では、高齢者医療制度改革会議の取りまとめ等を踏まえて、高齢者医療制度の見直しを行うということ、具体的内容については、関係者の理解を得たうえで、平成24年通常国会に後期高齢者医療制度廃止に向けた見直しのための法案を提出するとされています。今なかなか関係者の御理解を得るのが難しいということは事実で、そこをどうやったらその関係者の御理解を得られるか、知事会等の関係者と調整中ですので、これまでの方針どおり進めているということです。
- 記者:
- アスベストについて確認ですが、一次訴訟の最高裁の判決をとりあえず待つということでよろしいですか。
- 大臣:
- 判決を待つと言うよりも、最初に私が「迅速な主張立証に努めることで、早期に判決を頂けるように」ということは、そういうことです。
- 記者:
- 後期高齢者の話ですが、今後、知事会とか関係者との協議をしていくことになると思うのですが、何か新しい検討の場とかいったものを設ける考えはあるのでしょうか。
- 大臣:
- 検討の場というよりも個別に協議をさせていただいているということです。また、党の方でも色々と厚生労働部門のワーキングチームなどで、地方の皆さんとも色々協議をしてくれていますので、与党とも力を合わせてなんとか理解が得られるように努めていきたいと思っています。
(了)