細川大臣閣議後記者会見概要

H23.06.24(金) 9:56 ~ 10:05 省内会見室

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議、閣僚懇がございましたけれども、特に厚労省としてご報告するようなことはございません。

質疑

記者:
昨日、医師が不正に臓器移植を受けたということで暴力団組員とのつながりも報じられていますが、これについての大臣の受け止めと対応を考えてらっしゃるか教えていただけますでしょうか。
大臣:
この臓器売買の件が昨日も報道されております。私が一番遺憾に思いますのは、医師である人が臓器売買に関わったという点が大変遺憾に思いまして、許されざることだと思っております。ただ、今、捜査中でありまして事実関係がまだ不透明なところがありますけれども、暴力団が絡み、医師である者が臓器売買の約束、あるいは提供を受けるということ、またお金が渡っていたというような報道があることについては、大変遺憾に思っております。
記者:
国会会期の70日間延長が決まりましたけれども、これにあたって結局その合意文書は取り交わされませんでしたが、第3次補正について新総理のもとで編成するといった文言が、総理の意向で新体制のもとで編成するというふうな合意文書が用意されておりました。喫緊に総理が内閣改造に取り組むと言われておりますが、この新体制について総理が代わったことであると大臣は考えているのか、あるいは内閣改造、党執行部人事をすればそれは新体制になるとお考えですか。
大臣:
今日の閣僚懇の最後に総理の方からは、70日の国会延長が可決されたと、そこで懸案事項については早期に可決するようにがんばって欲しいというお話がありました。新体制とかそういうことについては、政党対政党でどういうお約束があったか私どもでわかりませんので、いずれにしても総理が一定のメドがついたときには若い人に責任を任せたいという発言を以前にされましたから、総理ご自身が決めていかれるだろうと思っております。
記者:
大震災の関係で復興担当大臣が新設されますが、それにあたって政府・与党内では亀井国民新党代表などは大幅な内閣改造をやるべきと、そういう意見がある一方で担当大臣の人事に留めるべきという意見もあるのですが、震災への対応の連続性ということもあると思いますが、大臣としてはこの時期に改造をやるべきだと思われるかどうか、もしくは今回は担当大臣の人事に留めるべきか、この辺はいかがでしょうか。
大臣:
総理がお決めになることだと思います。私は総理のもとで仕事をいたしておりますから、今度の復興担当大臣という形で、そこだけの新しい大臣を決めるか、あるいは大幅に改造をするかということについては、私からはいろいろと申し上げる筋合いではないと思います。
記者:
国会の会期が70日間延長されたことによって、大臣として会期中に厚生労働委員会で優先的に審議、そして成立してほしいと考えている法案を教えてください。
大臣:
まだ今後の国会運営がどのようになっていくか不透明でありますから、はっきりした段階でいろいろと考えていきたいと思っております。
記者:
先ほど移植の件で受け止めをいただいたかと思いますが、対応についてお考えのことも伺えますでしょうか。
大臣:
今捜査中であります。臓器移植法は、これに違反をした場合には刑事罰でしっかり処罰をするということになっているわけでございますから、事実関係がはっきりすれば当然、臓器移植法の罰則規定によって厳しく処断されると、私としてはそういう風にすべきだと思っております。ただ、事実関係がはっきりするかどうか、まだ今のところ不透明な状況で、申し上げられるのはここまでであります。このことによってガイドラインを変えていくとか、そういうことよりも、まずは事実関係をしっかり確定してもらって、そして法律によって然るべく厳しい処断をしていかなければいけないと思っております。
記者:
税と社会保障の一体改革について党の方で難航しておりますが、消費税や社会保障改革について妥協点や書きぶりでどのあたりだったら変えられる、あるいはこのままいくべきだという所見はありますでしょうか。また、月内にまとめるべきだとお考えでしょうか。
大臣:
党の方で議論をしていただいているということで、相当煮詰まった段階まで来ているのではないかと想像できますが、今の段階で私がどうのこうのという立場ではないと思います。いずれにしてもこの問題については私としては早く決着を付けていただきたいという気持ちでございます。

(了)