細川大臣閣議後記者会見概要
H22.11.16(火) 8:44 ~ 8:54 ぶら下がり
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- 今、閣議が終わりましてまいりました。今日は特にご報告するようなことはありませんが、一つだけミャンマーでのサイクロンの被害に対して50万ドルの支援をするということで、特に食糧を供給するという外務大臣の発言がございました。閣議の報告は以上です。 それと、来年の新卒者の内定状況が大変厳しいということでございます。せっかく大学で学んで社会に出ようとする人達が、就職出来ないということは国にとっても大変な損失でございますから、来年春に卒業する学生などの就職内定に向けて私どももしっかり取り組んでいかなければと思っております。労働局ですとか、ハローワークの職員が一体となって、ジョブ・サポーターの皆様にも応援していただいて、これからの就職をがんばっていただきたいと思います。是非、ハローワークを利用していただきたいと思っております。特に学生の皆様でハローワークをよくご存じない方もおられるのではないかと思いますが、ハローワークを利用していただきたいと思っております。新卒の皆様対応の特別窓口も作っておりますので、是非ハローワークにおいでいただいて、そこでたくさんの職員がお待ちしておりますので、そこで細かいご相談もしていただいて希望の就職が出来るように、とりわけこれから中小企業の優良な会社の求人もあると思いますので、ハローワークで就職出来るように私どももしっかりやっていきたいと思います。私からは以上です。
質疑
- 記者:
- 昨日から事業仕分けが始まりましたが、早速、生活衛生関係補助金の廃止が決定して、シルバー人材センターと介護予防については削減となりましたが、大臣の今のところの受け止めをお願いいたします。
- 大臣:
- 昨年の仕分けの結果も私どもとしては深く受け止めまして、それに対応したつもりでしたが、今回またそのような話が出ましたので、これはまたこれでしっかり受け止めて、仕分けの対象となった事業についてきちんと対応していきたいと思っております。
- 記者:
- 次に公務員の人件費についてお伺いいたします。予算案が今週中にも通過する見込みで、菅総理が代表選で1.5%以上に切り込むという発言をされましたが、1.5%のまま通りそうな見通しです。民間に関しては5.5%昨年下がっていることに関して、ここの開きが国民に理解が得られるかどうかということが焦点になってくるかと思いますが、大臣はどうお考えでしょうか。
- 大臣:
- 公務員の場合は労働権が制約されていることから、人事院勧告の制度があります。その人事院勧告に沿った形の公務員給与を決定したということです。ただ、「民間と比べて公務員が優遇されているのではないか」という国民の皆様の声もありますから、今年はそういう形で人事院勧告どおりということになりましたが、来年はまた別の形で対応するような法律案も出していくということを決めておりますので、そういう形で公務員の給与については対応していくものだと承知しております。
- 記者:
- 一方で公務員の給与を下げる見通しですが、国会議員の歳費については民主党内からの反発で1割の削減が実現しそうにないという状況です。公務員の給料を下げる一方で、国会議員の歳費を削れないという状況についてはどのようにお考えでしょうか。
- 大臣:
- 私は政府の立場に入っておりますので、国会の方でお決めになることについてあまりコメントはしない方がいいと思いますが、いろいろ今の苦しい状況を考えますと、国会議員もそれなりのことをした方がいいのではないかと思っております。
- 記者:
- 大臣からご発言ありました新卒者の内定率の関係ですが、大臣としてはどのように現状認識をされているのでしょうか。また、施策ですが、どのようなことを進めていきたいとお考えなのかお聞かせください。
- 大臣:
- 現状の認識につきましては、まだ、はっきりした数値そのものはまだ私のところには届いておりませんが、相当厳しいということは報告を受けております。そういう過去にもないような大変厳しい内定率ということを、これから来年の3月までにしっかり解決していかなければと思っております。そのために私どもは9月の予備費の対応でハローワークの中に特別に新卒応援の窓口を設置しまして、そこで学生の皆様のお世話をいたしております。そのお世話をするジョブ・サポーターの皆さんも倍増しており、更に補正予算で増やします。そのジョブ・サポーターの皆さんがお一人お一人、学生さんに付き添って対応していくということも行っております。 また、地域では、新卒者の方の就職応援本部を作りまして、ここに労使の代表の皆様やあるいは大学や高等学校の皆様に集まっていただいて、そこで就職のお世話をするという協議会を作っており、学生の皆様の就職に本格的に対応させていただいているところです。私としては本当に学生の皆様が来年の3月に新しく社会に夢を持って就職出来るようなことを是非実現していきたいと思っておりますから、皆様の方でもどうぞご協力をお願いしたいと思います。
(了)