後藤大臣会見概要
(令和4年2月10日(木)8:42~8:46 院内大臣室前)
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- 今日は私から冒頭発言はありません。
質疑
- 記者:
- 現在のコロナの感染状況なのですが、重症者と死者が増える中、専門家からは高止まりの可能性も指摘されていますが、今後このまま感染者が増加し続けるような場合、どのような対策が必要と考えますでしょうか。
- 大臣:
- 足下の感染状況については、まん延防止等重点措置を講じた以降、新規感染者数の先週今週比などを見ると、感染拡大のスピード自体は落ちていることが確認されていると思います。
ただ、今後も全国で感染の拡大の継続が見られる、増加率が1.0をまだ下回っていないところも多いわけですから、そういうことを考えると、今後、高齢者の急速な(感染拡大が起こると)また重症者数の増加の可能性を否定できないということだと思っています。
ですから、決して楽観視できるような状況ではないので、オミクロン株の特性に応じた対策をしっかりと実施していく必要があると考えています。
オミクロン株への保健・医療提供体制については、これまでオミクロン株の性状また感染状況を踏まえまして、昨年11月に取りまとめた「全体像」で準備してきた保健・医療体制をまずしっかりと稼働させていくということが基本だと思っていますが、その中でも特にオミクロン株の特性に対応した強化・迅速化、そうしたものを今後とも続けていく必要があると思っています。
それに加えて、ワクチンや検査、治療薬といった予防、発見、早期治療の流れを、引き続ききちんと強化していくことが重要だと思っています。同時に患者、感染者、濃厚接触者の増加が継続する中で、感染防止を行うとともに、社会的機能を維持していくということも大切になります。
また、今後の具体的な対応としては、高齢者施設の入所者に対する3回目のワクチンの接種、このワクチンの接種、特に高齢者施設の入居者に対しては、高齢者が集まっているということもあって、まずは本当に早急に必要性の高い分野だと思っています。
その他感染対策強化、保育所における代替保育の確保など、地域の保育機能などもしっかりと維持していくというような対策、また今後、入院患者の確実な受け入れを行っていくために、更に万全を期すために、東京都・大阪府と協力いたしまして、臨時の医療施設を合計約1,000床、そうしたものを整えて、看護師などの医療人材については、国が全面的に支援して全国の公的公立病院からの派遣をしていくというようなことを考えています。
それから今、政府としては、ワクチンの3回目接種について、2月のできるだけ早期に一日100万回の目標を達成するということで挙げて取り組んでおりまして、そうした目標達成するために自治体でのそれぞれの接種に加えまして、職域接種の推進、そうしたことも行っているので、そうした対策をしっかりと具体的には取り組んでいきたいと考えています。
(了)