田村大臣会見概要
(令和3年4月23日(金)8:44 ~ 8:50 衆16委員室前)
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- おはようございます。本日、私からはございませんので、ご質問あればいただきたいと思います。
質疑
- 記者:
- 4都府県の緊急事態宣言について基本的対処方針分科会で諮問されていますが、協議の状況と大臣の受け止め、また今回ですね、期間を17日間ということですけれども、専門家の方からは最低でも3週間必要との声もありました。十分な期間かどうか、感染者数をちゃんと下げられるのかどうかお考えをお聞かせください。
- 大臣:
- それは今ご議論していただいているところじゃないですかね。私は、今閣議だったので、どういうご議論か分かっていません。ご議論いただいている最中だと思いますが、ご議論の中身を我々も見守らせていただいているということです。
今から委員会ですから、ちょっとこの後も出られませんから、結論がどういうことになるのかを我々も待っているという状況であります。 - 記者:
- 国は3月、都道府県に第3波ピーク時から2倍の感染者が出た場合を想定して対応方針を策定するよう通知したと思いますが、大阪府などでは病床が圧倒的に足りておらず、3月時点の第3波のピーク時の2倍という想定は適切だったとお考えでしょうか。
- 大臣:
- 2倍は例示と言っています。2倍くらい増えても対応できるようにということで、まさに、5月と言いつつも4月中にもそうなり得ますよということで、我々としては通知をさせていただきました。やはり予想通り、非常に速いスピードで4月に大阪で拡がっているという状況でございます。
スピードが速いと前から申し上げておりますけれども、緩やかなペースで感染者が増えていくと、病床でありますとか、それから人員の強化、病床の増床、こういう調整が間に合うのです。
ところが、急激に増えるとなかなかこれが追いついていかない。これがまさに年末から年始にかかって起こってきたことで、大阪に関しては変異株の問題もあり非常に速いペースで、今ここにきて若干伸びが鈍化しているという状況でありますけれども、それまでのペースが非常に速くて、特に私は例示として申し上げたのですが、まさにそのような状況になりました。
ちょうど今年末年始の一番伸びた頃の2倍弱くらいであります。まさにそのような状況の下で、大阪のみならず、国も最大限努力をしてご協力をさせていただきながら、看護師の皆様方の状況といいますか、数を増やすためのご協力や、それから病床も、国を挙げて、今病床の増加のお手伝いをさせていただいております。
とにかく、国を挙げて大阪と協力し、大阪の状況にしっかりと対応して参りたいと思っております。 - 記者:
- 今回の緊急事態宣言と、感染の第4波がですね、ワクチン接種に与える影響というのはどのようにお考えですか。
- 大臣:
- これも、大阪が一番厳しい状況だと認識しておりますので、大阪の方の状況をお聞きしました。その結果、今のところはワクチンは何とか接種が進んでいるという状況でございますので、このような状況においてワクチンの接種に大変な支障を来している状況ではないようでございます。
そういう意味ではしっかりとワクチンの方の接種も進めていただく。特に医療関係者等の接種の方も、まだ完全には終わっていませんけれども、順次進んでおりますので、そういう意味では医療現場のクラスターも以前と比べると少ないというようなお話もいただいております。
いずれにいたしましても、しっかりとワクチン接種の方も進めていかなければならないと思っておりますので、国としても、各自治体と協力しながらこれを進めて参りたいと思っております。 - 記者:
- 緊急事態宣言は今分科会の議論中ですけれども、緊急事態宣言を諮問するに至ったことに対する受け止めを教えてください。
- 大臣:
- これはやはりゴールデンウィークという全国的な人の動き、これがこれから来るわけで、ここでやはり感染を全国的に拡大させるというわけには何としてもいかないということ。
それから大阪、東京を初めとして、この近県も含めて感染状況が伸びていること等を考えた中において、緊急事態宣言、これはまさに全国的な急速なまん延の防止を防いでいくという意味での緊急事態宣言の発令であります。
そういうことを考えて、このゴールデンウィークを挟んでの人の動き、人流というものを何としても止めなければならない、と考える中で諮問させていただいているところであります。
(了)