田村大臣会見概要
(令和2年11月4日(水) 8:31 ~ 8:36 ぶら下がり)
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- おはようございます。今日は私からご報告はありませんので、ご質問があればお願いします。
質疑
- 記者:
- 雇用調整助成金についてお伺いします。一部報道で年明け以降も特例措置を継続するという方針が出ていましたが、その検討状況と特例措置そのものを縮小するという方針が示されているかと思いますが、併せてその検討状況もお願いします。
- 大臣:
- 中小企業で解雇されていないところは10分の10の補助率でありますとか、日額1万5千円が上限という形で12月まで伸ばすという特例措置を採っておりますが、これらは私の前任の加藤前厚労大臣が、休業者数や失業者数が急増するような雇用情勢が大きく悪化をしない限り、通常制度に向けて段階的にこれを戻していくということを仰っております。その方針は変わっておりません。
ですから、現状どういう状況かをしっかりと見極めた上で、来年1月以降どのような形にしていくか、これに関して検討しています。ここで申し上げております通り、段階的に戻していく、ということはすぐには本則に戻すということではないということなので、状況を見ながら段階的にこれを現状から通常の状況に戻していくという話です。
特例措置とは特例という意味ですので、特例措置を延長するというような報道がありますが、そのような意味だとすればそのような方向は以前から打ち出しているという話だと思います。先ほど申しました現状のまま続けるかどうかは、雇用情勢を見て、急激な悪化をしていれば、そのときには現状を続けるということもありますが、それはどうかということは今しっかりと足下の数字も含めて見ているということです。 - 記者:
- いつ頃までに判断されるのでしょうか。
- 大臣:
- それは状況的にどう見ても12月には判断しないことには、実際問題予算をどうするかという話になってきますから、そこを含めて、慎重に見極めているところです。
- 記者:
- 先週も会見で出ましたが、寒冷地での感染者の増加の関連で伺います。寒冷地で感染者が増えている傾向にありますが、換気の問題だったり冬になると密になりやすい状況になりやすいという指摘もありますが、改めて大臣として寒冷地の感染状況のご認識と今後どのようなところに注意してほしいか、お考えをお願いします。
- 大臣:
- 北海道の知事さんもやはり危機感を持っていらっしゃるようでありますし、厚生労働省からも人を派遣しまして、これは道庁から要請がありましたので2名派遣していて、積極的な疫学調査のいろいろなお手伝いをさせていただいています。
見ておりますと、やはりこの一、二週間くらい全国的に若干微増傾向ということは以前から言われているとおりですが、そういう状況があります。そういうことからすると、季節的なものがあるかどうかということは科学的にまだ完全に証明されているわけではありませんが、そういう傾向が見られているということは確かにありますので、前から言っておりますようにどうしても寒くなってきて換気をしづらいということですとか、場合によっては手洗い等も冷たい水だとしづらいということはあるかも分かりません。
しかしながら、マスクをしっかりしていただきながら3密を避けていただいて、換気をしながら手指を洗っていただくということ、今までやってきていただいている国民の皆さまの行動でありますが、それをやはり継続していただきつつ、段々クラスターが起こるような状況というものが分かってきていますし、アドバイザリーボードで専門家の方々から10の知識というものをお示しいただいております。
こういうものをしっかりと国民の皆さま方もご覧いただきながら、いろいろなリスクを回避いただく、いろいろなところに注意いただくということが重要だと思います。年末年始、特にお正月に里帰りをされる方々もおられると思いますので、そういう意味では西村大臣も仰っておりますが、なるべく分散しながら移動いただければありがたいかなと思います。
(了)