加藤大臣会見概要
(令和元年11月19日(火)8:46 ~ 8:54 ぶら下がり)
【広報室】
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- 冒頭、特に申し上げることはございません。
質疑
- 記者:
- 桜を見る会の文書の保存状況についてお伺いいたします。厚労省の推薦者リストは今のところどのくらいまで残っているのか、保管状況等保管年数もあわせて教えてください。
- 大臣:
- 厚労省が作成した桜を見る会の推薦者名簿については、厚生労働省行政文書管理規則の栄典または表彰の授与または剥奪の重要な経緯に該当するものとして10年保存ということになっております。
- 記者:
- 桜を見る会について関連してなんですけれども、この厚労省が作成した推薦名簿には何人が記載されていたのかということと、内閣官房と内閣府が取りまとめた招待名簿には何人が記載されていたのかというところを教えてください。
- 大臣:
- まず厚労省が作成した推薦名簿については、直近の2019年には168人が記載をされているということです。二つ目の質問の内閣官房と内閣府が取りまとめた名簿については、内容はわかりませんので、確定的なことは申し上げられませんけれども、事務方から聞くと、厚労省から推薦した方は基本的に招待されていたというふうに考えているということでした。
- 記者:
- 関連して、現在のその推薦名簿とそれぞれ2018年4月と2019年4月の推薦名簿とその内閣府が取りまとめた招待名簿、これは現在保存されているということでしょうか。
- 大臣:
- いや、内閣府が取りまとめたものは我々持っておりませんから、あくまでも厚労省が推薦した名簿について、先ほど申し上げたように10年保存しているということです。
- 記者:
- 2問伺います。まず桜を見る会についてですが、安倍総理の説明が続いていますが、現在、資料がなくなったということを説明されているんですけれども、この安倍総理の説明について十分だと、閣僚の一人としてお考えなのかと、もう一点、これ別になるのですが、安倍総理の在職日数が今日で憲政史上最長タイになります。政権が長く続くことによってどのような課題があると思うのか、そして安倍政権が長く続くことで、その次を担う人物には政権運営にあたりどのような難しさがあるか。この2点をお願いいたします。
- 大臣:
- まず桜を見る会の安倍総理に関しては、総理はご自身の手元にある資料をベースにお話をされているのではないかというふうに思います。ちょっとそれ以上は内実はわかりませんのでコメントはできないという立場であります。それから総理が今日で桂太郎元総理と並ぶ在任日数になったということでありまして、この間、2回に分かれておりますけれども、2回目のときはほぼ7年経とうとしてますけれども、これはやっぱり私ども、様々な課題に対して、しっかり問題意識を設定して方向性を明確にして、具体的な政策を一つひとつ積み上げてきた、その結果だというふうに思います。その中で私自身も、1億総活躍とか働き方改革とかこういったものにも取り組みをさせていただいておりますし、まだまだこれは途上でありますので、これからしっかりと法律の施行も逐次行われていますから進めていきたいと思います。長いということでありますけれども、これはそのそれぞれの政権というかそれぞれいろんな視点があるんだと思います。ただいずれにしても、どうしても長く続くと気がゆるんだり慢心したりということが出てきがちでありますから、そうならないようにしっかり我々も取り組んでいかなければならないと思います。もう一つは何でしたか。
- 記者:
- その次を担う人物の難しさということですが。
- 大臣:
- 常に政権には様々な課題がありますから、その課題に挑戦をしようとそういう方が自民党でいえば総裁選に手を挙げられて、そして総裁になり、また首相になっていくということだと思いますので、その後様々な課題があるのは当然だと思います。
- 記者:
- 関連して今の時点での改めてポスト安倍、総理を目指される今のお考えについてお願いします。
- 大臣:
- これまで私自身も高みを目指していくということは申し上げさせていただきましたけれども、常に今の与えられた職責を一つひとつ果たしていくということ、これに全力を尽くしていきたいと思っております。
- 記者:
- トヨタ自動車の男性社員が上司にパワーハラスメントを受けたことによって自殺し、それを豊田労働基準監督署が労災認定したという報道がありますが、これの事実関係とパワハラ自死に関する大臣のご所感をお願いします。
- 大臣:
- 今の話の個別ではなく、一般論として、個別の中身については被害者の方が公表されているという場合以外は、原則として私どもから具体的な事案についてコメントするのは差し控えさせていただいているということであります。一般論として申し上げれば、いずれにしても、労災請求があれば、それに対して的確に対応していくということであります。
- 記者:
- フィリピンでまた新たに遺骨の取り違えの可能性が指摘されています。大臣のご所見をお願いします。
- 大臣:
- これは本当に私どもとしても、9事例の件においても真摯に反省しなければいけないのに加えて、ということでありますから、特にこの時にはすでに鑑定人会議で日本人でない可能性が指摘されているケースを一つひとつ潰していって、前回発表したのですが、それを確認する際に、すでに公表している事案だということで誤認をした結果、こういうことが生まれて、このことは今、有識者の皆さんが検討している調査過程で指摘をいただいたということですから、まさにこのことも含めて反省をし、真摯に対応していかなければいけないと思っております。また、やっていることに対する信頼性をさらに大きく毀損することにもつながりかねないわけでありますから、我々としてもしっかりと担当部局には猛省を促しながら、私自身もその責任の重さをしっかり受けとめながら今後の対応に誤りなき対応をしていきたいと思います。
- 記者:
- 先ほど桜を見る会で2019年に168人を推薦という話がありました。10年間保存ということで、この10年間の推移と、また168人の厚労省の推薦の中で政務三役の推薦の枠というのがあれば、どのくらいあるのかということをお聞かせください。
- 大臣:
- 申し訳ありませんが、手元の資料には、先ほど2019年は168人と申し上げましたが、2018年は182人という数字しかないです。それから、具体的な中身について私は承知しておりませんが、基本的には各団体等から来ているものが、リストに載っていると承知をしています。厚労省関係の団体です。
- 記者:
- 特に政務三役からの推薦ということはされていないということですか。
- 大臣:
- すみません。確認してないのでわかりませんが、そういうことがあったという報告は受けていません。それから、さらに言えば私の時はそういうことはありません。私の時に、私が大臣として挙げていることはないと思います。
(了)