根本大臣会見概要

(H31.3.22(金)9:40 ~ 9:55 省内会見室)

【広報室】

会見の詳細

閣議等について

大臣:
冒頭特にございません。

質疑

記者:
今週火曜日に賃金課長だった武田氏が韓国の空港で騒ぎを起こす事態がありました。私用での渡航だったということですが省内での承認を受けずにされていたという話もあります。大臣としてのこの件へのお考えと今後の処分について検討されているか教えてください。
大臣:
今回の件については、極めて遺憾であります。事実関係をしっかりと把握し、厳正に対処したいと思います。
記者:
関連の質問なのですが、一部報道で事件を起こした2日前にも空港で同様のトラブルを起こしていたとの報道があるのですが、この事実関係とこの一連の問題について大臣として原因についてどのように受け止めるか考えていますでしょうか。
大臣:
事実関係をしっかりと把握して厳正に対処します。
記者:
これを受けて職員の方をこちらから現地に調査に行かれたと思うのですけれども、もうお帰りになったのでしょうか。
大臣:
事実関係についてはしっかりと把握して厳正に対処したいと思います。今、事実関係は調査中であります。
記者:
まだ韓国からはお帰りになってはいらっしゃらないのでしょうか。
大臣:
事実関係は今、調査中です。あまり事務方に聞いてくれとは言いたくありませんが、これは事務方の方でもう既に皆様に対しての説明はしていると私は聞いております。
記者:
関連なのですけれども、今回の件で大臣ご自身の責任についてはどのように考えられていますでしょうか。
大臣:
業務外の私的旅行中の行為とはいえ職員がトラブルを起こした件については極めて遺憾であります。事実関係をしっかりと把握し厳正に対処したいと思います。
記者:
今回の件で日韓関係に対する影響についてはどのように考えていますでしょうか。
大臣:
職員がトラブルを起こした事件、これは極めて遺憾です。事実関係をしっかりと把握し厳正に対処いたします。
記者:
福生病院での透析の関係なのですが、3月15日、先週に都が病院に対して説明が不十分だったのではないかということで丁寧に説明するよう指示をする通知を出しているそうなのですけれども、こうしたことが福生病院だけでもなく医療関係者の中では判断を迷うということもあるかもしれないのですが、そういった意味で厚労省として全国の病院に対して何か今後調査ですとか対応する考えはありますでしょうか。
大臣:
まずは本事案について、東京都において、福生病院に対する調査結果等を精査しているところであると聞いております。厚生労働省として、引き続き、東京都の対応について注視していきたいと思います。東京都は3月6日に医療法第25条第1項の規定に基づく立入検査を実施し、患者に対して適切な説明を行ったかどうか等の医療法上の規定に基づき問題がないかという観点で検査結果等を精査しているところであります。日本透析医学会は3月7日に調査委員会を立ち上げたところであって、3月15日に調査に着手したと承知しています。こういう問題について引き続いて東京都の対応について注視していきたいと思います。
記者:
そうしますと都の対応をみてからまた国としては今後の何か対応が必要かどうかも含めて検討するということですか。
大臣:
東京都の対応について注視していきたいと思っております。やはりこの事案がどういうことであったか、これは東京都の対応について注視していきたいと思います。
記者:
本日人事院の方から障害者を対象にした公務員試験の結果が発表されます。各省庁でどのような活躍を期待されるかということと、改めて今年末までに4,000人の採用に向けた道筋について大臣の考えをお願いします。
大臣:
障害者の皆さんについてはそれぞれ持てる力を最大限発揮していただきたいと思っております。私も実際に厚生労働省内で働いている方と意見交換をしましたが、本当にそれぞれの皆さんが仕事に対してやりがいをもって誇りをもって臨んでいる。大変私もこういうことが本来の在り方だなと改めて感じたところでありますが、それぞれの障害者の皆さんがそれぞれの力を持っているわけですから、それをぜひ公務の場でいかして頑張っていただきたいと思います。そして4,000人の採用に当たっては一年で4,000人を雇用する、これは確かに容易なことではないとは思います。相当な困難を伴う面もあると考えますが、各府省は今年の1月から年末までの1年間を計画期間とする採用計画を作成し採用準備を進めております。まずはこの計画に基づいて計画を推進する必要があると思います。そして4,000人の採用にあたっては民間への影響にも配慮することが必要であり、今後進捗状況や課題についてフォローアップしながら政府一体となって丁寧に取り組みたいと考えています。
記者:
統計問題を含めて一連の不祥事などが続いていると思いますけれども、その原因についてどのようにお考えになっているかということと、一連の問題に対しての大臣の責任をどのように考えていますでしょうか。
大臣:
もう一連の問題については、原因については特別監察委員会の報告書の中で示されております。長年にわたって漫然と対応されていたとか、あるいは遵法精神が欠如しているとか、さまざまな問題点が指摘されております。私も厚生労働大臣になって半年になります。ずっとこの間さまざまな課題を職員の皆さんと一緒に取り組んでまいりました。その意味では私は、私の責任というのは再発防止を進めるとともに、やはりこれからの厚生労働省をどう改革していくか、これが仕事だと思います。この際厚生労働省の統計部門の話がかなり議論が整理され、どういうところに問題があったかということは論点は整理されておりますので、そこは統計部門として、しっかりとした統計部門への対応をさせていただきたいと思います。例えば、統計問題としては、例えば統計に関する認識リテラシーの向上、あるいは統計業務の改善、あるいは組織の改革とガバナンスの強化、詳細は省きますけれどもこういうことを念頭にしっかりやりたいと思いますし、やはりこの霞が関の問題は私も自分で体験してきていますから、霞が関で仕事をしてきたし、それから私は県にも出向して、国や県あるいは市町村の行政のやり方、これは私も自ら体感しています。だから私は大臣として政治家としてしっかりこれに取り組みたいと思いますし、大事なことは厚生労働行政というのは非常に国民生活に密着した非常に大切なテーマを担っていますから、常に国民の視点を忘れずに国民の視点に立ってやる必要があるし、それからやはりそれぞれの若手も含めてこういう仕事をやりたいという使命感と責任感を持って意欲的に入ってきているわけだから、そこはそれぞれの人間が能力を最大限発揮できるように、そういう厚生労働省改革が私は必要だと思います。コンプライアンスも大事だし、しかし本当に今いきいきとして仕事ができるようなそういうことが大事だと私は思います。とにかく厚生労働行政の担っている分野は非常に重要な大事な分野ですから、私はこの厚生労働省改革は私の手でやっていく、やり抜く、これが私の責任だと思います。
記者:
話が変わって大変恐縮ですけれども、昨夜イチロー選手が引退を表明されました。日米で長くにわたって活躍されていまして、ご所管ではないと思いますけれども引退されることについてのご感想と、イチロー選手にお言葉がありましたらお願いします。
大臣:
イチロー選手は長きにわたり多くのたくさんの人々、特に子ども達に夢と希望を与え続けてこられました。特に日本とアメリカで活躍する、今、大谷選手もどんどん活躍していますが、やはり海外に行って自ら自分の人生を切り拓いて、そして、子ども達に夢と希望を与えた。私はこれはイチロー選手の本当に大きな功績だと思います。やればできるということを実践してこられた。あの偉大な功績に私も心から敬意を表します。そして、イチロー選手には本当にお疲れ様でしたと申し上げたいと思います。これからも是非、日本のイチローとして、頑張っていただきたいなと思います。
記者:
先ほどの回答は統計問題についての原因についてだったと思うのですけれども、統計以外にも空港の件であったりとか、そういう一連の原因についてどのようにお考えいただいているのかをお伺いします。
大臣:
もう私は既にそういうことを含めて申し上げました。
 

(了)