根本大臣会見概要

(H31.2.8(金)8:37 ~ 8:47 ぶら下がり)

【広報室】

会見の詳細

閣議等について

大臣:
では私から冒頭申し上げます。児童虐待防止対策に関する関係閣僚会議についてであります。千葉県野田市で10歳の女の子、栗原心愛さんが亡くなりました。このような痛ましい虐待事件が繰り返されないよう、政府全体で対策の強化を図っていくことが必要です。このため、本日の閣議に先立ち、官房長官を議長とし、厚生労働大臣を副議長とする関係閣僚会議を開催しました。会議には総理にもご出席いただき、今回の事案を踏まえ、昨年7月の緊急総合対策を緊急点検するとともに、今回新たに取り組む緊急的な対策として、①現在把握されているすべての虐待ケースの1か月以内の緊急安全確認、②子どもの安全を第一に「通告もとは一切明かさない、資料は一切見せない」という新たなルールの設定、③威圧的な保護者に対する複数機関での共同対処ルールの設定、④児童福祉司の来年度1,000人増員など体制の抜本的強化などを決定しました。また、本日午後、大口厚生労働副大臣を現地に派遣し、浮島文部科学副大臣とともに、現地で事実関係の更なる把握を行います。政府としては、対策を迅速に実施するとともに、児童相談所が「子どもの保護センター」としての役割を果たせるよう体制の抜本的強化を行うことなどにより、地域社会全体で子どもの命を守る社会づくりを全力で進めていきます。今回取りまとめた対策の詳細については追って事務方から説明をさせます。私からは以上です。

質疑

記者:
虐待に関連して質問させてください。児童福祉法の改正案の提出に向けて作業を進められていると思いますけれども、その影響についてと、今後、今回の事案を受けた厚労省の対応について教えてください。
大臣:
本日決定した「「児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策」の更なる徹底・強化について」は、「児童福祉法等の改正法案の今国会への提出に向けて取り組むこと」を盛り込んでいます。児童福祉法の改正案については、児童相談所の体制強化、職員の専門性の向上を柱とする内容で現在調整を進めているところであって、今回の事案を踏まえたものとなるよう検討を進め、このような虐待事件が繰り返されないよう、万全を期してまいります。
記者:
統計問題に関して伺いたいのですが、大西元政策統括官が国会に招致されることになりましたが、思うことがあれば大臣のご所感をお願いします。
大臣:
大西政策統括官についての出席については、国会でお決めになることですから決めていただきました。大西政策統括官については私も含めてですが、真摯に誠実に対応してもらいたいと思います。
記者:
毎月勤労統計2018年の年間の結果が出たと思います。参考値ベースで年間でというところが記述がないと。月ベースでは毎回毎回出ていたのに年間になると出てないというこの理由をお聞かせください。名目です。名目はこれまで月間で毎回毎回出ていたので。
大臣:
名目については今回は速報値ですが名目の月間は出してます。ご指摘は速報値で名目の共通事業所の数値も出しましたよね。これは極めて統計技術的なものだから共通事業所の集計値というのは月々の迅速性で去年と今年比較してどういう数値かということを見るものですから、月間では出しています。それを年平均ということで年平均という数値で見ていいのかどうかという課題があり、政府指標として共通事業所の集計値を見ると西村委員長のおっしゃられた月々の迅速性を見るので、そこが共通事業所の集計値でみるという性格ですから、だからその意味では年平均という形では作っていないということだと考えています。   
記者:
2018年の賃金伸び率はいくつであると大臣は認識してらっしゃいますか。
大臣:
数字ですので。正確にお答えいたします。公表してますので数字をきちんと。先ほど8時半に公表しておりますのでその公表した数字を見ていただきたいと思いますが、私の方から申し上げますが、現金給与総額は1.4%の増、そして決まって支給する給与これは0.9%の増であります。
記者:
経済が改善した形で1.4%伸びたと基準変更とかの影響はなく経済が改善していって1.4%伸びたと国民の前で言えるでしょうか。
大臣:
301月からローテーションサンプルで新しいより精度を高めるという観点から正しい統計数値を出しておりますが、その意味で前年と今年と同じ形での比較ですからそれだけ伸びているということであります。
 

(了)