根本大臣会見概要
(H31.2.5(火)8:36 ~ 8:40 ぶら下がり)
【広報室】
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- 冒頭、特にございません。
質疑
- 記者:
- 共通事業所の実質賃金の伸び率の公表についてですが、公表の目処等あれば教えてください。
- 大臣:
- 共通事業所系列をベースとした実質賃金の算出が可能かどうかについては、引き続き検討中です。共通事業所系列というのは、新設事業所が反映されない、また標本数が小さくなるため、本系列より誤差が大きくなるということに加えて、専門家から色々なご意見がありますが、共通事業所系列については作成が開始されてまだ11か月であり、観測を開始したばかりで蓄積のない指標であること。東京都の500人以上規模を全数調査にした場合に、一部の大企業の非回答によって結果が変動する可能性があることなどが主な課題であることから、実質化系列の作成は時期尚早と、こういう専門家の意見もあります。本系列では長期的な蓄積があって、その特性等も十分理解されている一方で、共通事業所系列は観測を開始したばかりで蓄積のない指標であるから、実質化系列の作成には十分な蓄積と検証が必要ではないかと考えています。なお、賃金については、通常名目でお示ししており、賃金総額を示す「現金給与総額」と毎月定期的に支払われる「きまって支給する給与」の2つの指標のみを賃金の水準を示す基本的なものとして、そして、物価水準を加味した「実質賃金指数」を公表しているものであります。
- 記者:
- 先ほどのお答えですが、共通事業所のものを公表しないということもあるということなのでしょうか。
- 大臣:
- 私が申し上げた通り、共通事業所系列をベースとした実質賃金の算出が可能かどうか、これは、実は専門家の色々なご意見もあるので、やはり専門家のご意見もお聞きしながら実質化系列を作成してお示しするかどうかについては、検証と、そして、専門的な検討が必要ではないかと思っています。
- 記者:
- その検討はどのようにするのでしょうか。
- 大臣:
- 今も専門家のご意見は聞いておりますけれども、どういう形でやるかについてはこれから考えていきたいと思います。実質化系列という形で統計にお示しするということについてはやはり専門的な検証、検討が必要ではないかと、そういうことであります。
(了)