加藤大臣会見概要

H29.8.15(火)10:29 ~ 10:34 省内会見室

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私から冒頭ですが、本日8月15日は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」であります。政府は日本武道館において、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、遺族代表及び各界代表の参列の下に、先の大戦における三百万余の戦没者の皆様方に対しまして、全国民が深く哀悼の誠を捧げるとともに、恒久平和の確立への誓いを新たにする趣旨で、全国戦没者追悼式を挙行いたします。正午には、国民お一人おひとりが、その家庭、職場などそれぞれの場所におきまして、この式典に合わせて戦没者を偲び、心から黙祷を捧げられるよう切望いたします。私からは以上でございます。

質疑

記者:
新内閣が発足しまして、副大臣と政務官の顔ぶれが固まってから一週間程経ちました。これらの副大臣、政務官の方々に大臣から出された指示や期待があれば教えて下さい。
大臣:
高木副大臣につきましては医療、福祉、子育ての担当であり、牧原副大臣は労働、年金担当、そして働き方改革担当を含むということでありますし、大沼政務官には高木副大臣と同様の分野、そして田畑政務官には牧原副大臣と同様の職務をお願いをしたところでございます。それぞれが就任をされて顔合わせをさせていただきました。私からは、それぞれの副大臣、政務官はこれまでの議員活動を通じて様々な問題意識を持っておられると思います。そうした問題意識を踏まえながら、そして今私ども厚生労働省が抱えているそれぞれの分野の課題に対して、しっかり政務としてのリーダーシップを発揮しながら、また役所の皆様とも連携をとって問題解決にしっかりと取り組んでいただきたいと申し上げました。
記者:
受動喫煙対策の法案についてお伺いします。喫煙を例外的に認める飲食店の面積について、改正案に線引きを盛り込まず政令で規定するなどとした報道がありましたが、事実関係はいかがでしょうか。
大臣:
そのような報道がなされたことは承知しておりますが、受動喫煙防止について法案の内容を決定したという事実は全くございません。
記者:
本日は終戦の日ということで、靖国神社に参拝される国会議員の方も多いと思いますが、加藤大臣は靖国参拝されたり、これから参拝される御予定はございますでしょうか。
大臣:
前回の記者会見でも申し上げましたけれども、靖国神社の参拝についてはあくまでも個人として適切に判断したいと考えております。
記者:
東京都内の病院の産婦人科に勤務していた研修医が一昨年自殺し、先日労働基基準監督署が労災と認定しました。その受け止めと、医師の過労対策について、もしお考えがあればお願いします。
大臣:
お亡くなりになられた方は大変若くて、研修医ということでございましたけれども、志を持って取り組んでおられた方がお亡くなりになりましたことを心からご冥福をまず申し上げたいと思います。御遺族から労災請求がございまして、極度の長時間労働により精神障害を発病したと認められたことから、7月31日に品川労働基準監督署において労災認定を行ったということでございます。このような過労死はあってはならないということで、これまでも取り組んできました。また、医師についても、働き方改革をしっかりと進めていく必要があると考えております。働き方改革実行計画を受けて、医師の働き方改革に関する検討会を立ち上げて、8月2日に第1回目の会議が開催されたところであります。医師の方の場合には応召義務が一方でございますが、それを踏まえて時間外労働規制の在り方、また具体的な医師の勤務環境改善策などもしっかり検討していきたいと思っております。

(了)