塩崎大臣会見概要

H28.5.24(火)9:20 ~ 9:25 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私からは特にありません。

質疑

記者:
昨日、公表されました去年の出生率が1.46と2年ぶりの上昇ということで、水準としては21年ぶりの高さでした。これについての受け止めをお願いいたします。
大臣:
昨日、合計特殊出生率1.46ということで、前年から0.04増加して21年ぶりの高水準となったわけです。出生数も2,117人増えて、100万5,656人ということで、100万人台を確保しました。出生率の改善の傾向が見られることは大変好ましいことですが、全体的に日本の人口減少に歯止めがかかるということではないので、引き続き、子育て支援にしっかりと取り組んでいくことが大事だと思います。結婚、子育てに関する希望の実現を阻害する要因を取り除いて、「希望出生率1.8」を実現しようというのが一億総活躍社会づくりの大きな柱でありますので、先般の国民会議で出てまいりました「ニッポン一億総活躍プラン」に基づいて、長時間労働の是正や、介護にしても子育てにしても「働き方改革」が大変大きな影響を持つということはいろいろなアンケートで言われてますので、保育サービスの充実、保育士の処遇改善などとともに「働き方改革」も育児休業取得も含めてしっかりとやっていかなければならないと思いますので、これまで以上の努力をしていこうと思っております。
記者:
今週、伊勢志摩サミットが開幕しますが、首脳宣言の文書でも国際保健の取りまとめ等が予定されていますが、どのような成果を期待されますか。
大臣:
久しぶりの日本での首脳国サミットということで、伊勢志摩で26日、27日に開催されるわけであります。世界の情勢もいろいろと変化する中で、安倍総理のリーダーシップの下、経済をはじめ様々なことについてしっかりとした議論が行われて、結果を出していくということが大事だと思います。保健医療分野でもしっかりと国際貢献をするということで、大きく三つのテーマで考えて、総理の方からお話があると理解しています。一つは、エボラ出血熱以降の新たなグローバル・ヘルスの緊急対応の仕組み、いわゆる「グローバル・ヘルス・アーキテクチャ」と呼ばれているものの大きな枠組についての合意を巡っての議論を深めること。それから、今年はちょうど国連の新しい開発目標であるSDGsが採択されて初めてのサミットでありますから、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジという、国民それぞれにとって重要な医療へのアクセスをどの国においても達成できるように、日本やG7がどのように貢献できるのかということ。もう一つは、薬剤耐性という、この頃、非常に重要性が増している、国民、そして世界の人々の命を守る問題について議論を深めるということで、様々な国際機関への拠出を含めて日本の貢献をしっかりと示していきたいと思っております。

(了)