塩崎大臣会見概要
H28.5.20(金)8:41 ~ 8:46 ぶら下がり
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- おはようございます。私の方からは2件ございます。まず、今年の3月の卒業生の就職状況ですが、本日、大学等の卒業者の就職状況を発表いたします。大学生の就職内定率は97.3パーセントと平成9年3月卒業者について調査を開始して以来最も高い水準となりました。そのほか、高校生等の就職内定率についても文科省、厚労省において発表いたしますので、詳細は事務方からお聞きください。次に、東京電力福島第一原発における健康管理についてでありますが、東日本大震災から5年経過いたしました。今後も東京電力福島第一原発における廃炉作業が続くわけでありますが、労働災害防止対策だけではなくて、現場で働く方の健康管理にも力を入れていく必要がございます。このため、下請企業を含めて、福島第一原発で働く全ての方の健康管理のために、現場で働く方が医師に対して気軽に健康相談ができるような体制を作ろうということで、新たにその体制を整備することといたしました。具体的な時期や場所は、現在、医師を派遣いただく医療機関との間で調整中でございますが、7月上旬までをめどに相談窓口を開設したいと思います。なお、東京電力には当然のことながら一義的な責任があるわけでありますから、安全衛生管理を進めさせていますけれども、下請企業を含めて福島第一原発で働く全ての方について、国として継続的にきめ細かくフォローしたいと思いますので、現地の実情把握のために、5月23日の月曜日に三ッ林政務官を福島第一原発に送って、視察をさせたいと考えております。詳しいことは事務方からお聞きください。以上です。
質疑
- 記者:
- 先日、「ニッポン一億総活躍プラン」が取りまとめられましたが、それについての御所感と、必要な財源をどのように確保していくのかについてお考えをお聞かせください。
- 大臣:
- 今後、閣議決定というプロセスが待っているわけでありますので、その閣議決定を待って、正式に取組をしっかりとやっていきたいと思っております。プランの策定で、新たなスタートをするわけでありますが、半世紀後であろうとも1億人で人口減少を止めるという決意の下で誰もが活躍できる日本社会、経済社会を作り直していくということであります。プランに盛り込まれている重要施策は様々なものがございますし、いわゆる「新三本の矢」と言われている政策群も、ほとんどが厚労省に関係あるものばかりでありますので、しっかりと取り組んでいかなければならないと思っております。世界に先んじて、人口問題に答えを出していくという、大きな試みだと思っています。財源問題については、年末の予算編成にかけて、さらに議論を重ねていかなければならないわけでございますし、「骨太の方針」も今月決められるわけで、こういった中でも様々な改革をいたしますので、それらと合わせて年末に向けての予算編成の過程で、しっかりと財源を恒久的にどうするのかということについて、それを確保しながら今回の政策をしっかりと実行できる体制を組みたいと思います。当然のことながら、アベノミクスの成果もしっかりと活用しながら、これらの政策を実現していくこととしたいと思っております。
(了)