塩崎大臣閣議後記者会見概要

H27.11.10(火)8:37 ~ 8:42 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。特にありません。

質疑

記者:
昨日、厚労省が初めて行った、いわゆる「ブラックバイト」に関する調査で、およそ6割の学生が何らかのトラブルを経験しているという結果が出ました。この結果についての受け止めと厚労省の今後の対策をお願いします。
大臣:
今お話をいただいたように、このアルバイトにおける賃金や労働時間についての文書上の明示がされていないというのが58.7パーセント、労働条件等で何らかのトラブルがあるというのが48.2パーセントとなっているなど、このバイトに関わる問題が数々あるということが分かったところでありまして、厚労省としてもしっかりとした対策をとらなければいけないというふうに思います。法令遵守などにつきまして、事業主団体あるいは業界団体に対して要請をし、学生・事業主の双方に対する啓発、相談対応の強化を行うということが必要だというふうに考えておりまして、学生アルバイト、かなり多くの学生さんがやっていますので、この労働条件の確保に向けてしっかりと取り組んでいかなければならないと思います。
記者:
今朝、一部報道で一億総活躍の緊急対策ということで、特別養護老人ホームを増やすために賃貸での運営を可能とするという報道があったのですが、実際にそういう方向で検討されているのでしょうか。
大臣:
今回、「介護離職ゼロ」を目標にしようという総理の提案で、介護側の問題と職場での問題の両方をやっているわけで、介護側の問題の中に介護サービスをいかに十分行き渡るようにするかという中で様々議論をしておりまして、今御指摘があった賃貸なども含めて議論をしているということで、今後それが詰まっていくということで、どういうふうになるかは別問題だろうと思いますが、あらゆることを考えて「介護離職ゼロ」を目指すということをしっかりとやっていかなければならないと思います。
記者:
暴力団関係者が大規模な療養費の詐欺をやっていたということで警視庁が摘発をしましたけれども、これについていろいろ問題も指摘されますけれども、何か厚労省として対応等ありましたらお願いします。
大臣:
今回の事案について、どういうことが起きたのかということについて、私どもは捜査の事案でありますので、ここでお答えをするわけにはまいりませんが、不正請求の事実があったということになれば、これは厚労省として法にのっとってきちっとした対応をしていかなければならないというふうに思っています。これまでも、療養費の審査につきましては、適正な審査が行われなければならないので、保険者などに対して多部位、いろんな箇所の施術とか、あるいは長期、繰り返す頻回の施術などについての重点的な審査というものをやってきてまいりました。それから裏取りというか、実際に本当に被保険者がそういう施術を受けたのかどうかということも確認をするということ、あるいは医療費の通知をしっかり見るというようなこともやってきたわけでありますけれども、今回、このような事案が摘発をされたということでありますので、どういうことが起きたのか我々としてはしっかり見て、不正なことがあればしっかりと法にのっとって対応するということしかないというふうに思います。

(了)