塩崎大臣閣議後記者会見概要
H27.3.17(火)8:42 ~ 8:47 ぶら下がり
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- おはようございます。冒頭、私の方から。本日の閣議では、厚生労働省の関係で、「勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。この法案は若者の適職選択に資する情報提供の仕組みや、若者の使い捨てが疑われる企業等からの求人申込みの不受理の仕組みを設けるなど、若者の雇用促進、能力発揮に向けた総合的かつ体系的な措置を講ずるものでございます。本国会において、速やかに御審議をいただいて、成立を期してまいりたいというふうに思います。よろしくお願いします。以上です。
質疑
- 記者:
- 今日閣議決定した、その若者の雇用対策に関する法案の意義を改めて、若者に特化する意義についてお聞かせいただきますか。
- 大臣:
- 当然のことながら、若い世代が日本の将来を担っていくというような役割を果たすわけでありまして、この可能性を最大限発揮させようということで、この法案を改めて御審議いただくことになりました。まず、この法案では、企業が新卒者を募集する際に応募者からの求めに応じて、職場情報の提供を義務づける。それから、ハローワークにおいて、繰り返し労働関係法令違反を行う企業から、先ほど申し上げたとおり、これはハローワークにおいて新人、新卒の求人を受け付けない。それから、若者の雇用管理や優良な中小企業については、認定制度を新たに設けるなどの、若者の適職選択に資するような仕組みを盛り込んでいるわけでございまして、若者の雇用促進、能力発揮に向けて環境づくりを行うということで、今国会で成立を期するということでございます。
- 記者:
- GPIFについておうかがいしたいんですが、昨年、運用が見直された後ですね、ガバナンスを巡る議論が広がっているんですけれども、その中で、ガバナンス関連の法案の国会への提出の見通しが立たない状況で、理事長の続投が決まったという報道が出ているんですけれども、大臣はGPIFのガバナンス改革は今後どのように実施していこうと思っているんですか。
- 大臣:
- これについては日本再興戦略の改訂版でも、ガバナンス改革はポートフォリオの改革とともに行うということになっていて、今、年金部会で去年から議論をしていただいて、中間的な報告、といっても中間という言葉は入っていませんが、1月にすでになされているわけで、これを基にさらに議論が行われていくというふうに理解をしております。年金部会でどういう議論がされるか、我々はそれを待ちたいというふうに思っております。
- 記者:
- 障害年金についてうかがいます。障害年金が支給されるかどうかを決める条件の一つである初診日について、公務員と一般国民の間で、公務員は有利な条件で認定されるということがわかりました。10月の厚生年金と共済年金の一元化で直される方向のようですけれども、すでに支給・不支給の決定を受けた人同士の不公平というのは解消されないわけです。大臣はこの点についてどのようにお考えでしょうか。
- 大臣:
- 今日、一部報道もされていたようでありますけども、その問題について、今、おっしゃったように年金の一元化というのが行われる予定になっていますので、今、御指摘のようなことがあるのかないのか、あるとすればどんなふうになっているのか、それらについてきちんと調べていくように事務方に指示をしたところでございます。
- 記者:
- そもそも、その初診日を巡ってはですね、認定の条件が厳しすぎるという声が以前からありました。初診日の認定の条件を見直すべきではないかという声もありますけれども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
- 大臣:
- それを含めて、改めて調べるように指示をしたということであります。
- 記者:
- それも含めて検討するということなんでしょうか。
- 大臣:
- 調べるように言ったということであります。
(了)