田村大臣閣議後記者会見概要
H26.4.15(火)8:43 ~ 8:49 ぶら下がり
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- おはようございます。今日は私の方から2点、冒頭に御報告があります。1点は熊本県の家禽(かきん)による鳥インフルエンザの発生についてでございますが、4月12日土曜日でございましたけれども、午後であります、熊本県で家禽(かきん)農場において家禽(かきん)による鳥インフルエンザが発生いたしました。厚生労働省といたしましては熊本県に対しまして、家禽(かきん)農場の従業者の健康状態の把握を行うとともに、防疫作業従事者の感染防御策の徹底等を行うように依頼をさせていただきました。4月13日日曜日には全国の自治体に対しまして情報提供及び注意喚起を行いました。現時点においては、関係者の中にインフルエンザ様症状、インフルエンザのような症状を起こしている方はおられないということでございまして、引き続き、ヒトへの感染等々に対応をしてまいりたいと思っております。防ぐためにですね。それからもう1点は新型インフルエンザ初動対応訓練、これは熊本県のインフルエンザに併せてというわけではなくて、以前からこういう日程でやるつもりであったわけでありますが、本日17時半からでありますけれども、厚生労働省内におきまして、これはヒトからヒトへの新型インフルエンザの発生を想定して初動対応を確認する訓練を実施させていただきます。この訓練では、推進本部関係者が新型インフルエンザ発生時における初動対応の基本的な流れについて改めて確認することを目標といたしております。私も本部長といたしまして訓練に参加をさせていただきます。以上でございます。
質疑
- 記者:
- 鳥インフルエンザの関連なんですけれども、今、ヒトへの感染を防ぐ対策をということでしたけれども、心配されるヒトへの感染という部分については大丈夫なんでしょうか。
- 大臣:
- 基本的にはこれは鳥インフルエンザでございますので、濃密に接触をよほどしない限りはそう簡単にはうつらないというものでございます。当然、今のところヒトにうつっているということはございませんし、仮にヒトにうつったとしてもそれがヒトからヒトというふうな形で遺伝子等々が変異するという形になればこれは大変なことでありますけれども、ヒトにはうつっていないわけでありますから、当然そういう状況になっておりませんので、今のところヒトに対する御心配はないということでございます。
- 記者:
- 現状そんなに過度な心配はしなくても大丈夫ということですか。
- 大臣:
- とはいいながらですね、これは我々としてもヒトにうつらないように万全な対応をしていかなければなりませんし、鳥インフルエンザの場合は感染してから発症するまで3日から5日ぐらいかかるということもございますので、そこは我々はしっかりと情報収集をさせていただきたいというふうに思いますが、今のところヒトに感染、若しくはヒトからヒトへのインフルエンザというような状況ではございません。
- 記者:
- 所在不明になっている乳幼児の問題で、自治体に要請書を出されたということなんですが、大臣の御意向と今後の対応についてお聞かせください。
- 大臣:
- ちょうどそのようなお願いをしてからもう1年以上経ってまいりました。5月1日ということでございますけれども、調査をしていただきたいということでございまして、1月から4月まで所在がわからない子どもたち等々に対してどのような対応をしていくのかということも含めて、5月1日に調査をした上で、その時の所在確認の具体的な方向をちょっと、良い事例もいただければありがたいものでありますから、そういうものをいただきながら、またそういうものをフィードバックをさせていただきたいというふうに思っております。10月までの間、どういう対応をしたかということも含めて、いろいろと行われた調査・確認についていろいろと御報告をいただく中において、この問題はいろいろと本当に世の中に注目をしていただいている課題でもございますので、自治体に注意喚起をしていただきながら、しっかりと御報告をいただいて、それぞれ情報共有ができるようなそういう手法ですね、そういうことに関しましてもしっかりこちらとしても対応させていただきたいと思っております。
- 記者:
- 生活保護の改正法で、省令案のパブリックコメントが先月出されましたけれども、この内容が与野党修正を反映していないという批判の声がありまして、一部報道で今日厚労省として内容を見直すという考えがあるということが報道されましたけれども、これについて省の考えは。
- 大臣:
- これは省令案という形でパブリックコメントにかけさせていただきました。その案に関していろんな方々からいろいろ御意見がある中で、決して修正案等々を反映していなかったというわけではないんですが、表現の仕方としてですね、そこが十分に表現できていないんではないかというような、そういうことも含めて、これは国会でもいろんな方々から御意見をいただきました。私はその時の答弁でもさせていただいんたんですが、パブリックコメントの内容をしっかり分析させていただいて、必要な修正があればこれはさせていただくということでございますので、今そのパブリックコメントの内容を精査させていただいている最中でございます。御心配等々ある点に関しましては修正も含めて対応させていただきたいというふうに思います。修正といいますか、まだ発表してないんで、要するに案をパブリックコメントにかけて、それにいただいた意見に併せて本来出す最後の省令をですね、作らさせていただくというふうなことでございますので、修正というわけではないということは御理解をいただければありがたいと思います。
(了)