田村大臣閣議後記者会見概要
H26.3.7(金)8:33 ~ 8:38 ぶら下がり
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- おはようございます。本日冒頭二つ私から御報告がございます、一つは、「専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法案」が閣議決定されました。御承知のとおりでございまして、期間を定めてプロジェクト等の業務に就く高度の専門知識を有する労働者と、それから定年後に継続雇用される高齢者、これに関しまして労働契約法に基づく無期転換申込権の発生までの期間に関する特例を設けるものでございます。もう1点は、今夜日本時間25時でありますけれども、ソチ・2014パラリンピック競技大会が開幕をいたします。選手の皆様にはパラリンピックという素晴らしい舞台において、実力を存分に発揮をいただきまして、一つでも多くのメダルを取っていただき、日本人に勇気と元気を与えていただきたいというふうに思います。国民の皆様方も、これから始まるパラリンピックをオリンピック同様に応援していただきたいと、このように思っております。以上でございます。
質疑
- 記者:
- 昨日一部報道がありましたら、独法の入札の問題について予算委員会でもやりましたけれども、今後のスケジュール感は。
- 大臣:
- なるべく早く再入札、これは企画型の入札でありますけれども、これをしなければいけないと思っております。なるべく早くやらなきゃいけないと。公示期間も取らなければいけないものでありますから、それを逆算しながら早急に対応していきたいというふうに思っておりますのと、それからもう一つはどういう経緯で公示を差し替えたのかということの調査もしっかり内部でやらなければいけないと思っておりますので、監査指導室の方が中心になって調査をさせていただきたいというふうに思っています。
- 記者:
- 今の入札のことなんですけれども、なるべく早く再入札をしたいということですが、これは目途としてはですね、年度内とかどのような感じでしょうか。
- 大臣:
- 公示期間が一定期間ですね、一定期間取らなきゃなりませんので、今いつまでとはなかなか言えませんけども、なるべく早くやらないとですね、これもう補正対応の話でございますので、時間がないものでありますから、なるべく早くやってまいりたいというふうに思います。
- 記者:
- 補正予算ということですが、年度をまたぐ可能性もあるんでしょうか。
- 大臣:
- 予算自体はもう執行しますので、そのような意味からしますと、そのような意味では問題はないわけでありますけれども、とはいえ先ほど申し上げたとおりですね、緊急の話の中での補正でございますから、年度内、それができればそうしたいわけでありますが、ただやはり一定の公示期間も取らないとですね、皆様方に周知徹底できないという部分もございまして、その中においてでき得る限り早急にというような言い方をさせていただきたいというふうに思います。
- 記者:
- 冒頭の閣議決定ですけれども、労働契約法の5年ルールに特例を設けることと、これは細切れの雇用をですね、雇用安定ということをねらいに導入されたことだと思うんですが。
- 大臣:
- そうですね。
- 記者:
- それが10年に延びるとですね、細切れ契約を結局10年やらないと無期転換できなくなるということで、労働者にとって不利益もあるかと思うんですが、そこはいかでしょうか。
- 大臣:
- 今回内容的にですね、専門的な能力を持っておられる方ということでありますし、一定の所得というところにも着目をしながらですね、今、最終的な詰めをやるという話でございます。そういう意味からいたしますと、非常に交渉能力の高い労働者の方々ということになりますから、一定期間の間ですね、1年契約を繰り返す。逆に言うと、それは例えば8年契約で8年労働契約を結べばいいじゃないかという御意見もあるんですが、8年間のプロジェクトであってもその職種の仕事がそれ以内に終わるということもあるわけでありますし、逆に言うと、有期雇用の場合はですね、労働者側にもこれは義務が一般の契約よりも強くかかるわけでありまして、御自身が単にキャリアアップしたいという場合でも8年間は縛られちゃうということもございますので、そこは1年契約で更新をしていくというやり方の中においてですね、無期転換というものを特例で一応対応するというような形ですね。こういうやり方を提案をさせていただいたということであります。
(了)