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平成22年10月4日

医薬食品局食品安全部監視安全課

輸入食品安全対策室

室長 道野(2495)

(担当・内線) 横田、今西(2455、2471)

(電話代表) 03(5253)1111

(電話直通) 03(3595)2337

(FA X) 03(3503)7964

カナダ産牛肉に関する日加間の技術的会合の概要について


 平成22年10月1日(金曜日)に、カナダ産牛肉に関する日加実務担当者による技術的会合をモントリオールで開催しましたので、概要をお知らせします。
 会合では、両国のBSE対策について意見交換を行い、今後も協議を継続していくこととしました。


1.経緯

 日加間では、カナダ産牛肉の輸入に関して、2007年(平成19年)8月に実務レベルの技術的な会合を開催するなどこれまでも意見交換を行ってきました。
 今般、10月1日にカナダのモントリオールにおいて、技術的な会合を開催し、日加間の実務者の間で緊密な意見交換を行ったところ、その概要は以下のとおりです。

2.会合の概要
(1) 出席者

カナダ側: 食品検査庁上席獣医官ほか
日本側: 農林水産省消費・安全局動物衛生課国際衛生対策室長、厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課専門官ほか

(2) 会合の概要

ア.カナダ側から、カナダにおける最新のBSE管理措置が説明され、意見交換が行われた。
(ア) 飼料規制に関しては、2007年(平成19年)7月に強化された飼料規制の内容や遵守状況の説明が行われた。
(イ) サーベイランスに関しては、最新のサーベイランスの実施状況と結果が説明された。
(ウ) と畜場におけるBSE関連規則の最新の状況等が説明された。
(エ) 日本側は、更に具体的なデータ等の情報提供を求めた。

イ.日本側から、直近の飼料規制の遵守状況、サーベイランスの実施状況と結果等日本におけるBSE管理措置について情報を提供し、意見交換が行われた。
(ア) 飼料規制に関しては、反芻動物用飼料製造ラインの分離状況や立ち入り検査等飼料規制遵守の監視体制等について情報を提供した。
(イ) サーベイランスについては、日本におけるBSEの発生は2009年(平成21年)2月以降見られていないことを示した。
(ウ) と畜場におけるBSE対策については、2009年(平成21年)4月からのピッシング禁止等SRM対策の現状に加え、BSE検査対象が21ヵ月齢以上に引き上げられたあとも、地方自治体による自主的な全頭検査が行われていることを示した。

ウ.日加両政府は、今後も協議を継続していくこととした。



(参考) カナダにおける食肉処理施設の定期査察及びカナダ産牛肉に関する日加間の技術的会合の実施について

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