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平成21年11月24日

医薬食品局食品安全部監視安全課

輸入食品安全対策室

(担当・内線) 室長 道野(2495)

         西村、吹譯 (2497、2499)

(電話代表) 03(5253)1111

(FAX)    03(3503)7964

輸入食品に対する検査命令の実施について

(インドネシア産生鮮コーヒー豆)


 本日、以下のとおり輸入者に対して、食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令(輸入届出ごとの全ロットについて検査を義務づける取扱い)を実施することとしたので、お知らせします。
 なお、登録検査機関の受託体制が整うまでの間は、輸入者に対し、自主検査を指導することとします。


対象食品等 検査の項目 経 緯
インドネシア産生鮮コーヒー豆 カルバリル*  検疫所におけるモニタリング検査の結果、インドネシア産生鮮コーヒー豆から基準値を超えるカルバリルを検出したことから、検査命令を実施するもの。

*カーバメート系殺虫剤

<参考1>インドネシア産生鮮コーヒー豆のカルバリルに係る違反事例
1 品 名:生鮮コーヒー豆
  輸入者:丸紅 株式会社
  輸出者:P. T. INDRA BROTHERS
  届出数量及び重量:13バッグ、9.1トン
  検査結果:カルバリル 0.04ppm検出注1 (基準値0.01ppm注2)
  届出先:名古屋検疫所
  到着年月日:平成21年7月22日
  違反確定日:平成21年10月8日
  措置状況:全量保管中

2 品 名:生鮮コーヒー豆
  輸入者:石光商事 株式会社
  輸出者:PT. INTI BARU SEJATI
  届出数量及び重量:600バック、36.0トン
  検査結果:カルバリル 0.03ppm検出(基準値0.01ppm)
  届出先:神戸検疫所
  到着年月日:平成21年11月7日
  違反確定日:平成21年11月24日
  措置状況:全量保管中

 注 1 カルバリルの許容一日摂取量(人が一生涯毎日摂取し続けても、健康への影響がないとされる一日当たりの摂取量)は、体重1kg当たり0.0075mg/日であることから、体重60kgの人がカルバリルが0.04ppm残留した生鮮コーヒー豆を生豆そのままで毎日約11.2kg摂取し続けたとしても、許容一日摂取量を超えることはなく、健康に及ぼす影響はありません。
 注 2 カルバリルは、コーヒー豆には個別の基準が設定されていないため、一律基準(0.01ppm)が適用されますが、例えば、米には1.0ppm、小麦には2ppmの基準値が設定されています。


<参考2>インドネシア産生鮮コーヒー豆の輸入実績
   平成20年4月1日から平成21年11月20日まで:速報値

届出年度 届出件数 届出重量(トン) 検査件数* 違反件数
平成20年 1,284 42,778 332   1(イソプロカルブ)
平成21年 762 27,511 182 2(カルバリル)

  * 残留農薬に係る検査

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