ホーム> 報道・広報> 報道発表資料> 2014年12月> 「平成25年度 石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況まとめ(確定値)」を公表します
平成26年12月17日 【照会先】 労働基準局 補償課 職業病認定対策室 室長 西井 裕樹 室長補佐 児屋野(こやの) 文男 (代表電話) 03(5253)1111(内線5569、5205) (直通電話) 03(3502)6750 |
「平成25年度 石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況まとめ(確定値)」を公表します
~労災保険給付の請求・支給決定件数は、前年度とほぼ同水準~
厚生労働省は、このたび、平成25年度の「石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況」の確定値を取りまとめましたので、公表します(速報値は今年7月1日に公表済み)。
石綿による疾病
※1
で、療養や休業を必要とする労働者や死亡した労働者のご遺族は、疾病発症が仕事によると認められた場合、「労働者災害補償保険法」に基づく給付の対象となります。
平成25年度分の取りまとめの結果、労災保険給付の請求件数は1,115件(石綿肺を除く)で、支給決定件数は1,007件(同)と、前年度とほぼ同水準でした。
一方、
石綿による疾病で死亡した労働者のご遺族で、時効(5年)により労災保険の遺族補償給付を受ける権利が消滅した人については、
「石綿による健康被害の救済に関する法律」により、疾病発症が仕事によると認められた場合、「特別遺族給付金」が支給される仕組みとなっています。
平成25年度分の取りまとめの結果、特別遺族給付金の請求件数は40件(前年度比138件、77.5%の減)、支給決定件数は24件(同143件、85.6%の減)で、平成7年から平成17年の間に中皮腫で亡くなった方のご遺族に特別遺族給付金制度の案内文を送付したことなどにより、請求件数・支給決定件数ともに増加した前年度と比べると、大幅な減少となりました。
なお、平成25年度までに労災保険給付などに関する支給決定を受けた労働者の死亡年別の統計資料(資料1~5)も取りまとめましたので、併せて公表します。資料4と5は、船員保険関係のものです。
1 労災保険給付の請求・支給決定状況 【別添表1、表1-2、表2、表5、図1、図3-1】
(1)肺がん、中皮腫、良性石綿胸水、びまん性胸膜肥厚
※2
請求件数 1,115件(前年度比 56件、4.8%の減)
支給決定件数 1,007件( 同 1件、0.1%の減)
(2)石綿肺((1)の件数には含まれない)
※3※4
支給決定件数 77件(前年度比 2件、2.7%の増)
2 特別遺族給付金の請求・支給決定状況
※5
【別添表3、表4、表5、図2、図3-2】
請求件数 40件(前年度比 138件、77.5%の減)
支給決定件数 24件( 同 143件、85.6%の減)
※1 肺がん、中皮腫、石綿肺、良性石綿胸水、びまん性胸膜肥厚。
※2 速報値と比較して、請求件数の合計は2件増加。支給決定件数の合計は1件減少。
※3 「石綿肺」とはじん肺の一種であり、平成22年度までは「石綿肺」単独の集計はしていない。平成23年度から、じん肺として労災認定されたもののうち、石綿肺と判断したものを別途集計している。
※4 速報値と比較して変動なし。
※5 速報値と比較して、請求件数の合計は変動なし。支給決定件数の合計は1件増加。
PDFファイルを見るためには、Adobe Readerというソフトが必要です。Adobe Readerは無料で配布されていますので、左記のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。
ホーム> 報道・広報> 報道発表資料> 2014年12月> 「平成25年度 石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況まとめ(確定値)」を公表します