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平成26年1月16日 【照会先】 医薬食品局食品安全部監視安全課 輸入食品安全対策室 室 長 三木 朗 輸出国査察専門官 長谷川 眞住 (電話代表) 03(5253)1111 (内線2496) (電話直通) 03(3595)2337 |
報道関係者各位
輸入食品に対する検査命令の実施
~コートジボワール産カカオ豆、その加工品~
対象食品等 | 検査の項目 | 経 緯 |
---|---|---|
コートジボワール産カカオ豆、その加工品(簡易な加工のもの。) | 2,4-D | 検疫所におけるモニタリング検査の結果、コートジボワール産カカオ豆から基準値を超える2,4-Dを検出したことから、検査命令を実施するもの。 |
<2,4-Dについて>
1.フェノキシ酸 系農薬・除草剤
2. 許容一日摂取量(人が一生涯毎日摂取し続けても、健康への影響がないとされる一日当たりの摂取量)は、現在、食品安全委員会に評価依頼中ですが、FAO/WHO合同残留農薬専門会議(JMPR)による許容一日摂取量は、体重1kg当たり0.01mg/日です。
3. 体重60kgの人が2,4-Dが0.16ppm残留したカカオ豆を毎日3.75kg摂取し続けたとしても、許容一日摂取量を超えることはなく、健康に及ぼす影響はありません。
4.2,4-D は、カカオ豆には0.01ppmの基準値が適用されますが、例えば、アスパラガスには5ppm、レモンには2ppm、小麦には0.5ppmの基準値が設定されています。
<コートジボワール産カカオ豆の2,4-Dに係る違反の内容>
1.品名:カカオ豆
輸入者:株式会社 カーギルジャパン
輸出者:NOBLE RESOURCES SA
届出数量及び重量:770 バッグ、50.75 トン
検査結果:2,4-D 0.16ppm検出 (基準値:0.01ppm)
届出先:大阪検疫所
日本への到着年月日:平成25年4月13日
違反確定日:平成25年5月17日
貨物の措置状況:全量積み戻し
2.品名:カカオ豆
輸入者:株式会社 カーギルジャパン
輸出者:CARGILL WEST AFRICA SA
届出数量及び重量:383 バッグ、24.72 トン
検査結果:2,4-D 0.06ppm検出(基準値:0.01ppm)
届出先:横浜検疫所
日本への到着年月日:平成25年12月5日
違反確定日:平成26年1月15日
貨物の措置状況:全量保管中
参考 :コートジボワール産カカオ豆の輸入実績(平成24年4月1日~平成26年1月14日まで:速報値)
年度 | 届出件数 | 届出重量(トン) | 検査件数* | 違反件数 |
平成24年 | 18 | 1,004.26 | 4 | 0 |
平成25年 | 38 | 1,663.45 | 10 | 2(2,4-D) |