閣議後記者会見概要

H21.06.09(火)09:16~09:20 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等ついて

大臣:
閣議については特別御報告はありません。
原爆訴訟の関係ですが、先般の東京高裁判決につきましては、関係省庁と協議をし、上告受理の申し立てをしない、上告をしないということにいたしました。細かい点は事務方から後ほど紙を配らせます。判決が確定しました原告の方々に対しては、必要な手続きをとりたいと思います。それから、今日のお昼休みを利用して、短時間しか時間をとれませんが、原告の方々にお会いして御要望をお聞きし、今後のことを考えたいと思っております。

質疑

記者:
今日のお昼の面会なのですけれども、原告団は一括救済を求めてくると思うのですが大臣のお考えを。
大臣:
とにかく御意見を聞いた上で、河村官房長官とも御相談をし、最終的には麻生総理の御決断を仰ぐことになると思います。
記者:
断念の理由は何でしょうか。
大臣:
大きな法理論について取り立てて反対することはありません。今までの過去の判例を見ても、これはとても論理的に納得できないということがあれば上告しないといけませんが、そういうことではありません。個々のケースの認定の問題だけですので、敢えてこれは国が上告をすることではないと思います。
記者:
肝機能障害等は今後基準に入れるという方向で良いのですか。
大臣:
これは専門家の分科会がありますから、医療関係の分科会の方々に御議論していただいて、肝機能と甲状腺、この問題をどう扱うかということは当然医学的にも議論していただかないといけないと思っております。ただ、司法の判断がありますから、司法の判断についてもきちんと尊重すべきは尊重する。そして、皆さん大変御高齢でありますし、今日のお昼お会いしますけれども、様々な事情を勘案して一つの結論を出したいと思っております。
記者:
前回は、与党PTの案を受けた厚生労働省案を提示して分科会に話し合ってもらうという手順を踏みましたが、そういう形で与党PTの意向を受けた厚生労働省案を作る予定はないのですか。
大臣:
まだ今のところ、何も決まっておりません。
記者:
新型インフルエンザの関係なのですが、昨日、国立感染症研究所からワクチンがメーカーに送付されました。製造の割合ですとか量、それと今後のスケジュールについてはどのように考えていますか。
大臣:
今、WHOの御判断をお待ちしている状況なので、どれくらいの比率で季節性のインフルエンザとの割合を決めるかということはまだ決まっておりません。なるべく早急にと思っておりますが、国際的な知見、WHOの意見を待っている状況です。

(了)