閣議後記者会見概要

H21.03.06(金)08:46~08:52 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議については特別に御報告することはございません。私の方から一点。先月待機児童対策について担当部局に指示いたしました。細かいことは後で紙をお配りしますが、補正予算、本予算の措置に加えて現行でできる追加施策として、保育所の定員の弾力化を一定程度認めているが、更にこの処置を十分活用するようにということ、それから所謂保育ママは対象児の年齢の引上げ、3歳未満から就学前までに拡大、そういうことで待機児童の受け入れを促進するということです。それから、認可外保育施設について、開設準備費を補助し新たな施設の開設を促進するということで、今待機児童が増えている状況ですので早急に対策を取りたいと思います。

質疑

記者:
民主党の小沢代表の公設秘書逮捕の件についてはどのように思われますか。
大臣:
三権分立で司法の手で実態究明がなされておりますので、行政の方からとやかく言うことではないと思います。やはり、「法と証拠」に基づいてきちんと司法の手で行っていることですからそれをただ見守りたいというだけです。
記者:
大臣御自身の献金についてはどのようにチェックされているでしょうか。
大臣:
きちんと政治資金の報告書をやる時に担当者を含めて見て、私もさっと見ております。それからほとんど献金を貰っておりませんので、ちょっと恥ずかしいくらいに少ないので。「大臣なのにこれくらいしかなくていいのですか」ということをどこかのメディアの方に言われましたが、無いものは無いのでしょうがありません。ですから、私の場合は非常に簡単ですという感じです。
記者:
小沢代表は御自身の会見の中で献金の出所までとやかく詮索することはできないということを言っていたのですが、政治家としてそこまでは責任を負えないという感じなのでしょうか。
大臣:
それは額と数が多い方はどうか知りませんが、私の場合も全く見ず知らずの人がカンパですよと3千円とかをくださることがあります。そういうこともありがたいということできちんと名前も確認しますが、かなり多額になる時はこの団体はどういう団体だろうとか、これは貰ってよい団体だろうかということは気にしております。かなり多額というのはどれくらいを言うのかというのは、五万円を超えるような額は私にとっては多額ですので。私の場合、一般の人が浄財をくれる後援会費というのが三千円なのですが、三千円で百人おられたとして三十万くらいです。ですから一人で五万円をくださるというのは私にとっては大きいので、これは必ずチェックして怪しい団体じゃないかとかいうことは見るようにしております。ですから、それは政治家個人個人が考えるべき話だと思います。
記者:
その点今回のように数千万円規模になると出所までチェックしたほうがいいのではないだろうということでしょうか。
大臣:
それは個人の政治家の判断ですので私がとやかく言う話ではないですが、私はそんな多額のお金を貰ったことはありませんからぜんぜん現実感がございません。
記者:
先程大臣、「三権分立の中で」とおっしゃいましたが、小沢代表が猛烈な検察批判を繰り広げられたのですけれども、その辺りの発言についてはどのように思いますか。
大臣:
それはそれぞれの政治家が責任を持っておっしゃることで私が特別にコメントすることはありません。しかしながら、少なくとも日本国憲法の下できちんと法律が決まった法治国家ですから、司法当局が動くというのは、「法と証拠」に基づく、これは私が不祥事を行った職員に対する処分の時に必ず言っている言葉で、「法と証拠に基づいて」というのが原則ですから、それをいささかでも検察や司法当局が違えることが問題です。そういうことは、少なくとも法治国家であれば私は無いと思っております。だから、「法と証拠」ということをもう一度皆考える必要があると思っております。
記者:
待機児童対策ですけれども、これまで国は、認可保育所を支援してきて、今回認可外保育所を支援する、それほど深刻だという受け止め方なのでしょうか。
大臣:
そうですね。今、待機児童が、例えば、平成20年4月1日で19,550人、それが平成20年10月1日で40,184人。恐らく直近の数字がそれしかないですけれども、それ以降の経済的な情勢の悪化で今まで専業主婦でやれていた方が「これはとてもじゃないけど自分がパートに出ないと家計が持たない。」ということなどニーズが急に高まっていると思いますので、そういう意味で、認可外であれ、一定の質を保ってもらわないといけませんがその上でもやはりこういう緊急事態ですから支援することは支援しようということでやっているわけです。細かいデータは後ほど差し上げます。

(了)