閣議後記者会見概要

H20.11.25(火)09:17~09:22 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
まず、閣議ですが、特別に報告することはありません。
それから、看護の話が一つあります。「看護の質の向上と確保に関する懇談会」を始めることにいたします。看護職員の確保等について将来を見据えた改革を進めるために先日の国会審議で近々立ち上げるということを申し上げておりましたけれども、今週の27日木曜日に私の直属ということで第1回の懇談会を開いて基本的な方向性を検討することといたします。詳細は、事務方から後で紙を投げ込みますけれども、まず看護職員の確保、それから新人看護職員の質の向上、更にチーム医療の推進、看護教育のあり方について医療、看護の視点とともに国民患者の皆さんの視点も含めて広く検討したいということです。私の方からは、以上です。

質疑

記者:
一連の事件の被疑者の取り調べの中で、ペットの犬が殺されて大人になったらその恨みを晴らそうと。他の幹部についても狙っているなどという供述が出ておりますが、大臣はどのようにお考えになっていますか。
大臣:
まだ不可解な点が多いので、事件の全容の解明をまずきちんとやってもらわないといけないと思います。それを待ってからでないとコメントできないですけれども、犬の件で年金の担当者とか、それから次官10人のリストが上がっていたと。なぜそういう短絡的な犯行になったのか、本当に理解に苦しみます。いずれにしてもこういう卑劣なテロ行為というのは絶対許してはならないので、社会全体でこういうのを撲滅するという声を上げないといけないと思います。いずれにしても捜査当局の捜査を待ちたいと思っております。
記者:
埼玉の事件の逮捕もそろそろ逮捕されるのではないかという話もありますが、今敷いている元幹部、現役幹部含めての警備体制というのはいつまで続けるおつもりでいらっしゃいますか。
大臣:
警察の方との協議によりますけれども、被疑者が出頭したということですぐに止めるわけにはいかないと思います。様々な便乗犯もあったりしますので、当分は続けざるを得ないと思います。これは国家公安委員長とよく相談しながら決めたいと思っております。
記者:
本省の警備も。
大臣:
本省の警備その他、一応今の警備体制は当分は続くと思います。今後の捜査の進展、それから両方の事件の犯人が被疑者の小泉という男であるということになればそこは状況が違うと思います。ただ、一般的にやはり危機管理体制というのは、強化することを考えないといけないと思います。役所の出入りというのは非常に不便になる可能性はありますけれども、こういうご時勢ですからセキュリティの強化というのはある程度考えないといけないと思います。議員会館を警備しています。面会する時の面会票をきちんと出して、こういう人が訪ねてくる、それが正しいのかどうなのか、そのチェックがあります。それから、一応金属探知機も議員会館には付いています。今、それと同様の対策をとっているわけですけれども、例えば、こういうことを継続するかどうか、広く議論をして、失われた命は戻ってきませんから、やはりちょっとルーズに過ぎるところがあると思います。皆身分証を持って、記者の方は記者証を持っている、こういうことで入れるわけですから、全く外部の方が来られた時のセキュリティ確保のための方策は、政府全体で考えないといけないと思います。これはよく総理がお帰りになってから議論したいと思います。
記者:
閣僚懇談会等で他の閣僚、または総理からはお話等ございましたでしょうか、この件について。
大臣:
今日はございません。
記者:
犯人は、住所等は、住所録とかそういったもので調べたという供述をしているようですが、そういったことについて何か要請なり施策を考えられるということはありますでしょうか。
大臣:
今、インターネットで相当な情報が取れます。情報の公開ということと安全の確保、これをバランスを取って考えないといけないので、こういうことがあるからと言って、幹部の情報を一切伏せてしまうということも困ります。個人のご自宅の住所までは出す必要は無いと思いますけれども、やはり基本は、情報公開が基本だと思いますので、だからこそ例えば、役所の入口をきちんとセキュリティ強化するということがあれば良いと思います。警備当局も元次官まで警備しているととてもじゃないけど警察官の数が足りませんから、それは全体のバランスをとって考えたいと思います。やはり警察だけの努力だけではなくて、国民全体がテロを許さないという風潮があれば相当な抑止力になると思います。皆でこういうことをやらないような世の中を作るということが先決だと思っております。

(了)