閣議後記者会見概要
H20.03.07(金)08:45~08:48 ぶら下がり
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- 閣議は特別にありません。例の5月11日から13日の3日間、新潟で労働サミット、G8の各国の労働大臣が会合をしますので、私が議長をやるということで。それで、テーマが大体決まりましたので。グローバル化及び高齢化の下で、労働者個人に着目して、一人ひとりの労働者が一生涯を通じて安心して生活できる社会の実現に向けた雇用・労働政策のあり方を議論する方針が確認されたと。主題を、主たる議題を、「溌剌とした持続可能な社会の実現に向けたベストバランスを求めて」と、今、我々が言っているワーク・ライフ・バランスということにもつながると思いますので。具体的には、第一点で長寿化が進展する中でのワーク・ライフ・バランスの確保、それから、二番目が就職困難者及びグローバル化に乗り遅れた地域への対応と、三番目が環境の視点から見た労働・雇用政策と。こういうことを議題の柱にしたいと思いますけれども、後ほど細かい内容は投げ込みでやりたいと思います。これは非常に大事な労働サミットなので、きちんと成果を上げるようにしたいと思います。
質疑
- 記者:
- 一年以上かけて話し合ってきた代理出産について、日本学術会議が今日報告書をまとめるのですが、法律で禁止すべきという内容なのですが、これに関してはどうお考えですか。
- 大臣:
- これは学術会議に検討をお願いはしていたのですが、最後は立法府で、国会で法律で決めないといけない。しかし、こういう生命倫理に関わるようなことというのは党議拘束をかけないのですね。だから、一人ひとりの国会議員が自分の哲学に基づいてやるということですから、一つのたたき台というか、ご意見として賜って、そして、もう少し国民的議論をやる、国会の中でも議論をやるということで、最終的には一人ひとりの国会議員の一票ということになると思いますから、その前提としての一つの議論の材料だと受け止めていただきたいと思います。
- 記者:
- 本当に長い時間をかけて、厚生労働省でも話し合って、さらに学術会議でもだいぶ意見が分かれていたのですが、これはなかなか結論が出しにくい。
- 大臣:
- 向井さんのような例もありますし、そういう個々の方の気持ちを思えば、本当にお子様がほしいという方、気持ちはわかりますね。ただ、生命倫理をどう考えるかと。それは宗教とか哲学との問題も絡みますので、やはり最終的には立法府できちんと早めに議論するということが必要だと思いますので、これは一人ひとり国会議員が、党議拘束もありませんので、自分の哲学に基づいてきちんと考え方をまとめる時期には来ていると思います。
(了)