閣議後記者会見概要

H19.12.21(金)09:36~09:40 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議は特別にご報告することはありません。定例のことです。犯罪対策、これはしっかり、佐世保の銃器事件なんかはしっかり対応しようと、それが今の閣僚会議です。

質疑

記者:
肝炎問題なのですが、原告さんは今日までにはもう全て自宅の方に帰られるようですけれども、大臣への期待が高かっただけに裏切られたという声も、昨日夜などでも多かったのですが、掛ける言葉などありますでしょうか。
大臣:
私は最大限努力いたしましたので、いろいろなご批判はそれは賜りますけれども、引き続きまた努力をすると。とりあえず、大阪高裁の対応を待って、きちんとまた対応していきたいと思っています。
記者:
大阪高裁での協議が決裂した場合、他の高裁での協議というのはどうでしょうか。
大臣:
それはまたその時の対応ですけれども、ご承知のように5つの裁判所で訴訟をやっているわけですから、全部の裁判所で和解をする場ができますので、まだまだ今後ともしっかり対応するし、総理も柔軟に対応していくとおっしゃっているので、またご指示を賜りながらがんばってやっていきたいと思います。
記者:
原爆症認定の関係ですけれども、与党のPT案がまとまりました。今後どのように調整されますでしょうか。
大臣:
与党のPTと、それから、厚生労働省の下に置かれた専門家の検討会、目指す方向はそんなに大きく変わっていないなという感じがいたします。これはしっかりと、両方を踏まえた上で、与党の皆さん方と協議をしながら方向を定めていきたいと思っています。ちょっと時間賜ればと思います。
記者:
肝炎なのですが、今の和解の中では最大限努力されたと言われているのですが、場所が変われば、枠組み等変わってくる可能性はあるのでしょうか。
大臣:
やはり司法の判断を尊重するということを、基本にはやらないといけませんから。ですから、大阪高裁がまた別の枠組みを出されれば、またそれに対応するし、それから、例えば、大阪ではなくて、今度、東京の高裁が同じ対応、同じ対応というのは和解ということを出されて、それがまた別の枠組みであれば、それに対応するということですから、引き続き肝炎の問題は本当に大きな問題ですから、それを全面的に解決するための努力を続けていくということです。
記者:
基金に拠出する30億円に救済責任という意味を持たせるつもりはないですか。
大臣:
そこはいろいろな協議があるところだと思いますけれども、とりあえずは、大阪高裁のルートでずっとやってきたわけです。あそこはたしか解決責任という言葉が使ってありましたね。ですから、例えば、今のような意味を込めた形で、大阪高裁の裁判長が、例えば、第二次骨子案というのを出されれば、それに対応するということで、今はとにかく大阪高裁のお答えをお待ちするというのが今の状況です。
記者:
弁護団によると、大阪高裁の裁判官は調整型ということで、リーダーシップは大臣の方がとりやすいのではないかと思うのですが。
大臣:
司法の枠組みを尊重しながらで、原告と被告で、私は被告の国の代表ですから、その意味でのリーダーシップはやはり裁判長さんにとっていただく。その中で精一杯努力するし、これは全体の枠組みを変えるというようなことも含めて、先程どなたかご指摘あったように、裁判所が変わればまた変わるでしょうから。とにかく、大阪高裁のリーダーシップを待ちたいと思います。まだお答えいただいていないので、それからのことなので、いろいろな可能性を考えて、最終的には問題解決と、全面解決という、私はその目標を一所懸命追求していきますので、今後とも力一杯努力していきたいと。

(了)