閣議後記者会見概要
H19.12.11(火)08:55~09:00 ぶら下がり
広報室
会見の詳細
質疑
- 記者:
- 昨日、肝炎に関してなのですが、原告が総理大臣に面会ができず、このままでは同じ被害者が同じように救済されることはできないというふうに大きく落胆していらっしゃいました。原告側が求める13日前の政治決断について改めてお考えをお聞かせ下さい。
- 大臣:
- まず、13日に大阪高裁からどういう案が出されるかというのはこれは誰も分かりません。口頭で、先週、骨子はこんなものだということが言われていますが、これは公表してはいけないことになっている。いろんな報道がありますけれど、どれが正しいか分かりません。それで、まだ日にちがありますから、これは全ての大阪高裁における交渉は外に出すなということですから、全力を挙げてなんらか打開できるかということで引き続き努力をしているところです。
- 記者:
- 13日よりも前に何らかの決断をするということはあり得ないということでしょうか。
- 大臣:
- 何らかの決断と言っても、大阪高裁側は、原告、被告、メーカーも含めて、皆の意見を聴取してこういうところで和解どうですかとお出しになるので、やはりイニシアティブは大阪高裁なのです。それを助けることをどこまでやれるかというのは、それぞれ被告も原告も含めての努力でやるところで、今それをやっている最中ですから、少しお待ちいただければと思います。まだまだ努力する余地はあると思います。だから、私が申し上げたように、東京高裁だけが判決ではなくて、5つありますから。国が無罪というのもありますし、国の責任をもっと広く認めた名古屋の判決もありますし、そういうことも尊重しないといけない。そして、できるだけの可能性は探るということで今やっており、最終的には国民が納得するような解決でなければいけないと思っていますし、総理もそこはよくお分かりになっていると思います。引き続き私の立場で全力挙げていい解決案になるように努力を今後とも続けて、今日含めてですよ、今後とも続けていくと、そういうことだけ申し上げておきたいと思います。
- 記者:
- 年金記録の照合の件とかですね、
- 大臣:
- これは午後3時半から記者会見で正式に申し上げます。
- 記者:
- 大臣自らが。
- 大臣:
- ええ。私自らが会見をして資料もお配りして申し上げますので。一部報道には何か出ているのもあるかと思いますけど、正式には、私の方から午後ご案内差し上げますので。
- 記者:
- それは、照合状況とか、特別便のことについてということでよろしいでしょうか。
- 大臣:
- そういうことについて。後で広報からまた御連絡があると思いますので。
- 記者:
- 閣僚懇談会では年金については何か出ましたか。
- 大臣:
- とにかくしっかりとしてやりますということと、今日記者会見をしますからということを私から申し上げて引き続き努力をするということを申し上げておきました。
- 記者:
- 報道ではかなり厳しい数字が出てたようですけれども。
- 大臣:
- 報道の数字はまだ正式な数字じゃありませんから。今最終的段階で精査していますので、午後きちんと出したいと思います。
- 記者:
- 原爆症の関連なのですけど、厚生労働省の検討会が見直しの基準に向けたのが小幅な見直しに終わりそうだとういことで被爆者団体等から批判が出ていますけども。
- 大臣:
- 今日私も報道で見ましたけど、正式には17日の決定で、まだ途中段階だと思いますから、最終的な専門家の検討会の結果が出てまたきちんとコメントします。
- 記者:
- 肝炎ですが、和解案が出た後に、原告を線引きするようなものが出て、それを乗り越えて全員一律救済という理念に近づけるようなこともあり得るわけですか。和解案を超えて。
- 大臣:
- 私はやはり良い和解案が出るようにまずやることが努力のしがいだと思っていますので。何度も申し上げますように、裁判長からは外に一切出すなという厳命ですから。だからまだ3日くらいありますね。とにかく皆さんが納得いく、私の昨日の国会の言葉で言えば、国民の支持を得られる、そういう案になるように私の立場で全力を挙げるということです。そして、これはどういう案が出るか分かりませんから、正確なところそうですね、裁判長がお書きになるわけで。それが出た段階で原告の方も何らかの反応をされる。我々はどうするか考える。しかし、まとまれば一番良いわけですから、そのために全力を挙げるということで、そしてまた、和解案が出たら出たでこれはまた考える。これは一般的に言って、原告があって被告があって100%最初から意見が一致していれば大阪高裁の和解とか裁判とかそういう一切のプロセスがいらないわけで、意見が対立しているからこそそれを調停しようということなので、できるだけ、私で言うと、国民の納得するような解決案に持っていけるためにまだまだ13日まで時間ありますから、全力を挙げるということです。
(了)