閣議後記者会見概要

H19.06.19(火)09:05~09:11 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。本日の閣議ですが、男女共同参画白書、18年度人権教育、人権啓発施策の報告、それから拉致等人権侵害問題への政府の取り組み、これも報告でございます。以上3件が閣議案件。閣僚懇にまいりまして、国有財産白書、水門設備工事を巡る談合事件の調査会の報告、年金記録第三者委員会の発足について、総務大臣、私、総理から発言がございました。トンネルじん肺防止対策について私からご報告し、総理から関係閣僚への対策の樹立への協力要請がありました。以上です。

質疑

記者:
その年金記録の第三者委員会ですけれども、第三者委員会が決めた内容、決定を社会保険庁の長官の方で内容を違えるというか、そういうことはないという理解でよろしいでしょうか。
大臣:
尊重していくということです。
記者:
尊重というのは変えないということでいいわけですか。
大臣:
基本的にそうです。
記者:
それに関連して総理からどんなご発言があったのでしょうか。
大臣:
一人も残らず、今までまじめに納められた保険料がありながら、支給がないというようなことのないように、この委員会を通じて、また、その他の調査を通じてしっかり取り組んでいくと、関係閣僚、つまり私ですけど、しっかり取り組んでもらいたいということです。
記者:
赤ちゃんポストなんですが、新たに男の赤ちゃんが預けられましたけど、合計3人ということになったんですが、そのことに対してのご認識をお願いします。
大臣:
これは、かねてから申し上げておりますように、私どもとしてはまず児童相談所への相談ということで、そういうことに対しては、あってはならないという基本認識を持っています。ただ今回の事実についてはもちろん報道でも知っておりますし、この状況を見守っているところでございますけれども、これについては、個々にコメントすることは、差し控えたいということでございます。
記者:
年金のサンプル調査なんですが、3090件のうち、最初は4件と言ったのが、どんどんどんどん数が増えて、結局5件という、名前も違うものが出てきて、最終的には35件ぐらいあるのではないかということなんですが、この件に関してサンプル調査の数字の公表のあり方ですとか、やり直しをするとか、そういうお考えというのはありますか。
大臣:
これは、受給権に関わるような、そういう記入のずれですね、そういうことについてご報告をさせていただきました。しかし、同時に、私どもとしては、調査の結果全てを開示するようにということで取り組んでまいりました。したがって、そういうことで、私どもとしては全て開示をしておりますので、その評価は、数字はいろいろなカテゴリーに分けられておりますので、それに応じていろいろなご意見もあろうと、こういうように思います。したがって、私どもとしては、とにかく全体としてこういうことのないようにということで取り組むということでして、今後ですね、特殊台帳以外のマイクロフィルムで残っている資料、あるいは紙で残っている資料、こういうものについて、全部あたるわけでございますので、そういうことをきちんとやっていきたいと、こういうように思っております。
記者:
紙の台帳とマイクロとオンラインとの記録の突合ですけれども、今日一部の報道で、民間に委託することも検討するという報道がありましたけれども、その点に関しては・・・
大臣:
全然承知していません。
記者:
その民間委託ですが、そういうやり方というのはあり得るのでしょうか、可能性として。
大臣:
一つはスピードを上げたいということがありますし、もう一つはやはり、例えば、厚生年金のマイクロフィルムなんかも、なかなか読み方がまだちょっと難しい面も私はあるんじゃないかなと、こういうように思っています。したがって、そういうことの兼ね合いで、今後考えていかないといけないと、こういうように思います。

(了)