閣議後記者会見概要

H19.05.29(火)09:37~09:45 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。本日は、閣議の前に、キャリア教育の関係閣僚の集まりがございましたが、この点は、閣僚懇でも発言がありましたので、そこでまた触れたいと思います。最初に、黙祷をいたしました。次に、閣僚発言ですが、ものづくり白書、総務大臣と私から労働力調査、失業率が3.8%、久しぶりに3%台になりました。家計調査(の消費支出)は、プラス1.1%、有効求人倍率は、0.02%ポイント上がりました。それから三番目は、地方分権改革推進本部の設置が決まりました。全閣僚参加で、事務は、菅総務大臣が行います。食育について発言がありました。G8の来年のそれぞれの閣僚サミットの日程、場所が決定いたしました。それから、骨太2007について、総理から基本的な考え方の表明がございました。それから閣僚懇に移りまして、先ほど申したキャリア教育の推進についての閣僚会議が行われ、とりまとめが行われたので、これに基づいてそれぞれ関係の役所が政策を推進していくとのとりまとめの報告がありました。それから、外国出張の報告がありました。以上でございます。

質疑

記者:
松岡農水大臣についてですが、改めて大臣のご意見をお願いします。
大臣:
松岡大臣は、農政の専門家でございまして、私も一時期、松岡さんが若い頃、私が農政の責任者をしていたことがありまして、その当時から非常に活発な議論をされた方でございました。閣僚としても内外ともに非常に大きな懸案が山積している中で、縦横に手腕を振るわれたと、非常に立派な実績を残したのではないかとこのように考えています。大変残念だという気がいたしております。
記者:
事務所の光熱費問題など、国会で疑惑について取りざたされることがある中で自殺という形をとられたことについて、大臣の出処進退という観点からいうとどのようなお考えでしょうか。
大臣:
これは、本当に亡くなられた大臣が置かれた事情というものを私ども十分には承知していませんし、また、松岡大臣の心中は推し量ることはできません。従って、その点については、コメントを差し控えさせていただきたいということでございます。
記者:
久しぶりに失業率が4%を切ったということで、この受け止め、あと、背景についてはいかがでしょうか。
大臣:
これは大変明るい話題ということで、私の発言における表現もちょっと変えようかというところまで行きかけたのでございますけれども、ちょっと中身についてまだもうちょっと見たいということで、今月は表現を変えませんでした。と申しますのは、やはりもちろん正規の雇用者も増えておりますが、非正規の雇用者が増えている、しかも、その主力が女性であるというようなことが、今回の失業率の低下、あるいは、有効求人倍率の上昇というものの背景にあると見られますので、女性の、特に非正規の労働というのが、かなり浮動しやすい傾向を従来持っていますので、これが趨勢的に失業率なりに良い方向に結びついていくとばかりは言えないかもしれないというようなことで、やや慎重な見方をしたいということから、今申したような表現上の結論となったわけでございます。「厳しいながら、改善しつつある」ということでございます。
記者:
松岡大臣のことなんですけれども、最後は自殺という残念な形にはなったわけですけれども、国会の中でしっかり説明責任を果たすべきだったんではないかという指摘に関しては、大臣としてどういうふうにお思いになるか、お願いします。
大臣:
法律の枠内で説明責任を果たすということが、法律の定めているところだものですから、その範囲内で説明をしていくということは一つの態度であります。これはもう間違いがないわけですが、さらにそれ以上にいろいろと質問をされた場合に、これにどういうような、さらに法律が定めるところ以上に踏み込んで説明するかどうかというのは、結局判断の問題になってくると思います。行わねばならないというものではないと思います。判断の問題でありますので、私はその間の状況はよくわかりませんので、松岡大臣としても自分がベストと思う判断をしたのだろうとしか申し上げられないのでございます。

(了)