閣議後記者会見概要

H18.04.28(金)08:54~08:58 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日は、被用者年金制度の一元化等に関する基本方針について、今般の被用者年金一元化の本旨は給付と負担の公平化であり、このため、保険料率の統一や、積立金の取扱いなど、被用者年金一元化の骨格が合意されたことは、我が国の公的年金制度の安定化にとって大きな前進であると考えていますということでご報告いたしました。それから、有効求人倍率について、前月より0.03ポイント下回りました。有効求人は前月に比べ、2.7%の減少、有効求職者は0.7%の増加、ただ、全体的な傾向としては、雇用失業情勢は、改善が進んでいるという理解をいたしております。いずれにせよ、特に改善が遅れている7地域については、副大臣に直接出向いてもらって、知事との様々な調整が今、続いているところです。以上です。

質疑

記者:
年金一元化の内容の方向を教えていただきたいのですが。
大臣:
当初申し上げたとおりの方向で、できあがったと思っています。まだ、詰めなくてはならないところが残っておりますので、厚生労働省を中心に詰めていかなければならないだろうと思っています。全体の流れというものがどうなっていくか、秋に向けて人事院の調査もありますので、それを受けながら最終取りまとめをしていきたいと思っています。ただ、方向ができたものですからね。
記者:
時間的に、例えば、12年間保険料が統一されないなど、もっとスピーディーにできないのかという意見もあるようなのですが。
大臣:
我々の方からは、なるべく早くまとめたい、また、運用の方もまとめたいというのが、我々の思いですけどね。一方で、私学共済まで入っているものだから、これは民間なんですね。そういった問題を踏まえると、それぞれの人たちのご主張もあるものですから、最終的には、まとまったということが一番大事ではないですかね。年金というのは、短期的に皆さん議論しているけれども、何十年後の社会を描いていることも事実ですから、現実に今起きている社会、それから、30年後、50年後の担保の両方をやっているのが、年金ですから、そういう意味では、方向性ができたと、各省庁ともよく協力してくれたと思っています。
記者:
それに対して、総理や他の閣僚から、今日、発言はありましたか。
大臣:
ありません。
記者:
一部報道で、厚生労働省の外郭団体から安全衛生部の職員の方が資金提供を受けていたという報道があるのですが、これについて省として調査や対応などを取られる考えはありますか。
大臣:
上がっています、私のところへ。問題点は、きちんと指摘されたとおり。そして、税の申告やいろんなことについてきちんとしなければならないし、処分すべきことはきちんと処分します。
記者:
具体的な人数や金額についての調査のお考えは。
大臣:
ですから、分かっています。だいたい報告がきている。

(了)