閣議後記者会見概要

H17.09.20(火)10:40~10:47 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議における大臣発言からご紹介を申し上げます。道路関係四公団民営化会社の人事および独立行政法人日本道路保有・債務返済機構の理事長となるべき者の指名について国土交通大臣から発言がございました。続いて、小泉内閣総理大臣の第60回国連総会出席について、それから町村外務大臣の第60回国連総会出席について、いずれも外務大臣から発言がございました。さらに、中川経済産業大臣のアメリカ合衆国への出張について経済産業大臣から発言がございました。以上が閣議における大臣発言でございます。閣僚懇談会における大臣発言はございませんでした。今朝、ご報告申し上げるべき事項は以上でございます。

質疑

記者:
中国陝西省に住む女性が水崎秀子さんと名乗っていて 、日本人孤児であるというようなことを名乗っているんですが、既に同姓同名の別の人物が孤児として認定されていて、その方が今帰国できないでいるんですけれど、既に調査を始めていらっしゃるというふうに聞いているんですが、今後の対応についてお聞かせ下さい。
大臣:
今お話いただきましたように、今中国におられる方からそのようなお話を伺っておりますので、確認作業を急いでいるところでございます。ご本人が、中国残留孤児と確認されれば当然のことでございますけれども、ご本人の希望どおりに帰国が可能となります。今ご本人かどうかという確認作業を急いでおるところでございます。
記者:
その場合、既に入国している水崎秀子さんの関係者の扱いはどのようになるんでしょうか。
大臣:
当然またこの方についての調査もしなければなりません。ただ、まずは今中国におられて、そのような申し出をされておられる方の帰国に向けての手続きを急いでおるところでございますので、これを急ぎたいというふうに思っております。その後で、既に今日本におられる方の調査というのもきっちりしなければならないとは考えております。
記者:
残留孤児対策室の元担当者が、「そのような疑いというか同姓同名の人が既に入国しているために新たに申請した人が入国できないような可能性のある人が10人くらい今までいるのではないか」というようなことを私どもの取材に対してお答えしているんですけれども、今後「既にあなたはもう同じ名前の人が入国していますよ」というような人が出てきた場合についてはきちんと調査をされるのか。それから過去においてそういうことがあって「あなたと同じ名前の人は帰国しています」と言って断っているような人を遡って調査したりはされるのでしょうか。
大臣:
このことというのはずいぶん時間が経過した後に作業いたしておりますので、いろんなケースがあるんだろうと私も理解をいたしております。決して何か特別の意図があるとか何とかいうことではなくて、記憶違いだとか古い話になっているのではというケースがあるんだろうと思っております。従いまして新しく名乗り出た方が同じ名前の方が既に日本におられるからということで、その方の帰国を妨げるというようなことになってはならないと考えておりますから、そこはそれはそれとして新しく名乗り出た方の調査をしっかりして、確認ができればすぐ帰国していただくというふうにはしたいとまず思っております。
それからいろんなケースがあるだろうと思いますので調査をして、それはまた個別に対応していきたいと考えております。
記者:
民主党ですけれども、体制がずいぶん変わったわけですが代表がずいぶん若返ったということですけれども、大臣としてどのように受けて止めていらっしゃいますか、民主党の新しい人事を見て。
大臣:
代表が若い方になったということで1つの世代交代というのは感じるところであります。私どもとしてもそうした若い世代の感覚を持ちながら絶えず改革を進めて行かなきゃならないと思っておりますので、年齢に関わらず若さというものを絶えず改革という作業に前向きに取り組むということで負けないようにがんばっていかなきゃならないなと感じておるところであります。

(了)