閣議後記者会見概要

H17.08.12(金)10:28~10:36 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議における大臣発言からご報告を申し上げます。平成十七年版国民生活白書について経済財政政策担当大臣から発言がございました。なお、閣僚懇談会における大臣発言はございませんでした。

質疑

記者:
季節もので大変恐縮なのですが、8月15日の終戦記念日、靖国神社に大臣ご自身が参拝されるお考えがあるのか・ないのかということについてお願いします。
大臣:
例年参拝を致しておりますから今年も参拝をしたいと考えております。
記者:
それは閣僚としてのお立場で行かれるのか、一個人として行かれるのかということではいかがでしょうか。
大臣:
ご参拝ですからあまり特別な立場ということもございませんけれども、かねて申し上げておりますように父も戦死を致しておりまして、お祀りをされておるものでございますから、そういう意味では例年の親父の墓参りみたいなところもございます。そうした参拝であります。
記者:
個人でという意味でございますか。
大臣:
敢えてあまり個人でとも言いませんが、例年お参りしておるから今年もお参りをするというだけのことでございます。
記者:
靖国神社には、A級戦犯と言われる方が合祀されているんですが、そのことについてはどのようにお考えでしょうか。
大臣:
神社にお祀りされているということは事実としてそのとおりでございます。敢えて神社がお祀りをしていることについて私から申し上げるものでもございません。
記者:
国立の追悼施設がちょっと浮上しておりますけれども、必要かどうかということについてはどのようにお考えでしょうか。
大臣:
厚生労働大臣として申し上げるということではございません。極めて個人的な意見でありますけれども、かねて靖国神社について政府はどういう見解を述べているかというと「戦没者を追悼する中心的な施設である」と言っており、これが政府の公式見解であります。靖国神社について「戦没者を追悼する中心的な施設である」というふうに政府が公式に述べておるわけでありますから、敢えて中心的施設があるのに2つ目がいるのかなという感じは持っております。
記者:
同じく靖国神社の関係ですが、小泉総理大臣は「靖国神社参拝については適切に判断する」と述べていますが、小泉総理大臣の参拝についてどのように考えていますか。
大臣:
お参りなさるか・なさらないかということですか。あるいは、お参りなさるべきか・なさるべきでないか。
記者:
それを含めて小泉総理が参拝するということについて。
大臣:
総理のご参拝がどうなるかということは私は何も聞いておりません。全く承知をしておりません。それから参拝なさるか・なさらないかは総理のご判断だと考えております。
記者:
総理の参拝及び閣僚の参拝については中国や韓国など近隣諸国から反発が出ているんですけれども、これについてはどのようにお考えですか。
大臣:
まさにそうしたことを含めて総理のご判断だと思います。
記者:
8月15日は閣議も繰り上げであって、昼間は追悼式典もあって早朝にいらっしゃるというふうに思っていればよろしいでしょうか。
大臣:
8月15日の日程を見ますと、朝から閣議とかずっと続いておりまして、その後政府主催の戦没者追悼式という極めて大きな行事もございます。そういうことを考えますと、お参りできるのは夕方になるのかなと思っております。ただ日程がまだはっきり確定しておるものではありません。
記者:
先日と同様の質問で恐縮なんですけれども、解散総選挙で政治空白が生まれるという批判もありますけれども、厚生労働省としては医療制度改革など重要課題にどう対応していくおつもりか改めてご感想をお聞かせ下さい。
大臣:
先日も申し上げたかと思いますけれども、厚生労働行政は、課題山積をいたしております。従いましてそういう意味で私どもに1日の空白も許されないと考えておりますから、毎日毎日大切にしっかりと私どもは仕事をしていく、課題に取り組んでいく。これをしなければならないと考えております。
記者:
解散総選挙の関係で、自民党内には郵政民営化法案に反対された方が無所属で立候補されるという動きがあって、大臣の地元にもそういう方がいらっしゃるわけですけれども、その方々への応援要請があった場合はどのように対応されるお考えですか。
大臣:
私は政府の一員でありますし、また党員でもあります。その立場で行動をしたいと思っております。

(了)