閣議後記者会見概要

H16.03.05(金)8:45~8:50 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日の閣議におきましては、外務大臣からイラクに対する人動復興支援につきましての報告がございました。NPO法人ジャパン・プラットフォーム・NGOユニットに対しまして、イラクにおける緊急人道支援を目的として17億円を拠出するというものでございます。これ一件だけでございます。

質疑

記者:
大臣、先日の予算委員会で福祉施設の見直しを第三者機関を作って、過去の責任のあるものを検証していきたいというふうにおっしゃられましたけれども、これは今後どのように進めていかれるおつもりでしょうか。
大臣:
まだ具体的に詰めておりません。詰めておりませんが、どういう形が一番いいのか、すなわちこのことのスタートは国会決議なり、あるいはまた本会議の決議なり、あるいはまた委員会での付帯決議なり、そうしたことでスタートは始まっているわけであります。しかし、時代が変わった、そして人々の考え方も変わってきたということでありまして、その辺のことをどのように整理をするかということだというふうに思います。そしてまたその運営方法、あるいはまた天下りの問題等々も含めてもう一度考え直す必要があるのではないかというふうに思っておりますけれども、これからでございます。まだ具体的に決めたわけではありません。
記者:
大臣、先日の閣議の閣議後会見の最後の「もうけっこう」という発言が、関係各所の怒りに触れて大臣室に大分抗議の電話が来ているようなのですが、この発言について、その抗議があったことについて今どのようにお考えになられていらっしゃいますでしょうか。
大臣:
先般の皆さん方の質問が、初めからお終いまでニワトリのことばかりだったものでございますから、いささかうんざりしたという気持ちもございまして、もう結構と言ったわけでございますけれども、しかしもう結構だけ独り歩きをしてしまったと、やはり言葉は慎まなければならないと、今反省しているところでございます。
記者:
今日社会保険庁の方でレクがあるのですが、年金の見込額、これからいくら受け取れるかという、将来受け取れる年金額を前もって通知するということについて、徐々に段階的に始めていくという方向のようですけれども、大臣このサービスが良くなっていくことについて、どういうご所見でしょうか。
大臣:
現在のところ58歳以上でございますか、それを55歳以上にしたわけですけれども、さらに引き下げていかなければならないというふうに思います。最終的にはどんな年齢の人であれ、現在まで納めていただきました保険料と、もしこのまま継続をするということになれば、どれくらいの年金額になるかということが分かるようにしたいというふうに思っております。しかし20歳、25歳の、あまり3年や5年払った人が将来のことを聞くというのもなかなか仮定の状況が多くなりすぎますから、十分ではないというふうに思いますけれども、少なくとも40歳なり50歳なりというふうになられた時点では、かなりな保険料を払っていただいているわけですから、これでいけば将来どうなるかということの判断、それは出来るだろうというふうに思っております。

(了)