閣議後記者会見
H15.09.30(火)9:23~9:30 参議院議員食堂
広報室
会見の詳細
閣議について
- 大臣:
- 閣議におきましては、今日は労働力調査結果、総務大臣から発表がございまして、すでにご承知いただいていると思いますが、8月の完全失業率は季節調整値で5.1パーセントとなりまして、前月と比較をいたしまして0.2ポイントの低下となりました。就業者数は6361万人でございます。以下省略いたします。有効求人倍率の方も、8月の有効求人倍率は季節調整値で0.63倍と前月の0.62倍を0.01ポイント上回りました。有効求人、季節調整値は前月に比べまして1.3パーセントの減少となりまして、有効求職者、季節調整値は2.2パーセントの減少となっております。ここは両方とも減っているということでございます。求人、求職の動向、総務大臣から報告がありました労働力調査結果を併せてみまして、まだ現下厳しい状況は依然として続いているというふうに思っておりますが、持ち直しの動きが見られるということだろうというふうに思っている次第でございます。それからもう一つ私の方から共同募金に対する協力につきましてお願いを申し上げました。赤い羽根共同募金運動は本年で57回目を迎えまして、明日10月1日から年末にかけて全国的に展開されることになります。それから、内閣府の特命担当大臣、井上大臣の方から十勝沖地震災害につきましてその後の状況の報告がございました。人的被害といたしましては行方不明者が3名、負傷者が598名、住居の被害は全倒が9棟、半倒が17棟というふうになっている。精油所のタンクに二度火災が発生した、道路、河川、港湾の公共施設や、学校、農林水産業関係にも被害が生じていると、こういう報告がございました。それから農林水産大臣から冷害対策につきまして、冷害被害、特に北海道を中心としました冷害についての報告がございました。だいたい以上でございます。
質疑
- 記者:
- 昨日の国会の答弁で年金の厚生労働省案は、やはり会期末が終わってからになるのではないかという見通しを示されておりますが、その時期までは難しいのでしょうか。
- 大臣:
- 11月が選挙ということになりますが、すでにもう厚生労働省の年金改革案につきましては、作業をかなり進めておりますので、皆さん方にお示しを出来るのは、11月中というふうに思っておりますが、一番遅くなれば11月下旬ということになりますので、一応そのように申し上げたところでございます。11月下旬までにはということでございます。出来るだけ早く厚生労働省案はまとめたいというふうに思っております。
- 記者:
- 年金についてその後の取りまとめなのですけれども、昨日総理が経済財政諮問会議で取りまとめるというふうな答弁をしたけれども、大臣としても政府案の最終決定の方は、諮問会議というような理解でこれから進められるのでしょうか。
- 大臣:
- 政府与党連絡会議といったものが、医療制度改革の時と同じように、多分作られるのだろうというふうに思っております。今週中に与党のチームが発足するようでございますから、そうした中でも議論をされ、政府与党の方での最終的なまとめというのは、そこになるのではないかというふうに思っております。もちろん経済財政諮問会議でも議論はされるものというふうに思います。
- 記者:
- 今日の閣議で、前次官の新しい法人への理事長の決定があったと思うのですけれども、この起用について何かコメントがありますか。
- 大臣:
- 来年の3月まででございまして、その後、独法化されますので、その点でまた考えなければならないわけで、あと残しました期間でございますから、ここはよく内部の分かっている人で、今までの過去の最後のまとめと申しますか、処理をしていただかなければならないというふうに思っております。その後の新しい独法化されました時には、その時点でまた考えたいというふうに思っております。
(了)