閣議後記者会見概要
H15.01.07(火)10:24~10:29 厚生労働省記者会見場
広報室
会見の詳細
閣議について
- 大臣:
- 初閣議におきましては、内閣官房長官から交通事故防止対策の推進につきましてのご発言がございました。昨年は8,326人の死亡で、過去最悪でありました昭和45年の16,765人に比較をいたしまして半減を達成したと、しかし、なおかつ100人に一人が交通事故による死傷である、さらに努力が必要である、こういうお話でございました。それから国家公安委員会の委員長からも交通事故対策の推進につきましてのご発言がありました。それから総理からご発言がありまして、今年は日本経済再生の年であり、不良債権処理に全力を挙げていきたい、それから補正予算、それから15年度予算の早期成立にご努力をいただきたい。それから北朝鮮との交渉、拉致問題の解決に当たりたい。それからもう一つは4月には統一地方選が行われますけれども、公務員の中立性をひとつ徹底するように各大臣ともによく徹底をして欲しいと、こういう話でございました。それから日本には潜在力がまだ十分にある、再生を期したい、とこういうお話でございました。だいたい以上で終わりでございます。
質疑
- 記者:
- お正月に医療ミスを二度三度と繰り返す、いわゆるリピーター医師から被害を受けた三重県の男性が、厚生労働省が行政処分をしていれば被害を受けなかったということで、国を相手取って裁判を起こしましたけれども、たとえばお医者さんのレベルを保つために医師免許の更新が必要とか、そういう意見も上がっていますけれども、二度三度とミスを繰り返すそういったリピーター医師について、大臣はどういうふうにお考えになっていますか。
- 大臣:
- 二度三度、二度三度ならず何回も引き起こす人というのは、それはまずそういう人達が上がってくるように、それが把握出来るように、まずしなければいけないと思うんですね。どうもそこのところが上手く把握が出来ていない、刑事事件になりますとこれは把握出来るんですが、民事事件でありますとなかなか把握がしにくいということもございます。それから特に産科でありますとか、小児科といったような場合に、不幸な転帰をとると申しますか、成功しなかった場合に対する全てそれが医師の責任が問われるという感じがなきにしもあらず、そうした場合に本当にそれはその医師の責任であったかどうかというようなことの見極めもこれは大事というふうに思っております。いずれにいたしましても、そういう状況を良く把握をするということが大事だろうというふうに思っているところでございます。そこまで国の責任なのかどうかそれは裁判で決着を付けていただくんだろうというふうに思いますけれども、いずれにいたしましても医療ミスというのは、これはあってはならないことでございますし、千差万別の病人、あるいはまた出産、そうしたことに対応するわけでございますから、医療機関におきましては万全を期していただくようにしなければいけないと思っております。
(了)